【第15章】夫を裏切る妻
「じゅるっ・・・ちゅぷっ・・・ぴちゃぴちゃぴちゃぴちゃ・・・ちゅぱぁ・・・はぁ・・・」
夜の都心が眼下に広がる高級ホテルの一室。咲希は全裸に黒いガーターストッキング、そして買い与えられたばかりの赤いハイヒールだけを身につけて、ソファに深く腰掛けた夫の上司の肉棒を愛撫していた。紫色に愛液やけした巨大な男のシンボルを口いっぱいにほおばり、人妻とはとても思えないような卑猥な口淫奉仕を繰り返す咲希。さきほどまでその肉棒の異様な張り詰め方に戸惑った様子を見せていた彼女も、ひとたびその怒張に口づけをして倉田に忠誠を誓ってからは、まるでそれがあたりまえであるかのようにおしゃぶりに夢中になっていた。
【第14章】洗脳通話記録
・・・。
「・・・ええ、それにしても最近、翔太さんが面倒なんです。この間も倉田さんの煙草のにおいでなにかピンときたらしくて。しつこく質問攻めにされて、ほんとにうざったかったんですから」
「それは悪かった。そろそろ日中の打ち合わせはさすがに不自然になってきたかな。最近大学時代の友人とよく遊びに行くようになったとか、そういうベタな言い訳はもう使ったのかい?」
「大学は翔太さんと一緒でしたから、誰の名前を出してもすぐにウソだってバレてしまうんですよね。・・・聞いて下さい、倉田さんがせっかくくださった服を見てもあの人、『なんだか最近ケバくなったんじゃないの?服も化粧もさ』だなんて言うんですよ。倉田さんにすすめて頂いてせっかく髪も明るく染めたのに、ほんとに見る目がなくって」
「はは、そりゃ困ったな。すまないね、私の好みが悪かったのかな」
【第13章】変身願望
咲希と倉田との「秘密の打ち合わせ」は、それから幾度も重なることになった。
「新しい事実がわかった」「彼の携帯を調べてみてくれないか」「彼のPCのここを見て欲しいんだ」――。言葉巧みに、さまざまな理由をつけては咲希を呼び出す倉田。夫に黙って他の男性と密会することに、咲希は並々ならぬ違和感と罪悪感を感じていたが、彼女のそうした感情は「すべては君たちの生活の平穏のため」とうそぶく倉田の話術の前では、完全に無力だった。
彼から呼び出しの電話がかかるのは、きまって翔太が仕事に出ている平日の昼間だった。最初のうち、彼らが落ち合う場所は工藤家の近くにある喫茶店だったり、会社の近くのファミリーレストランだったりしたが、倉田の「仕事の都合で、今日はここでないと会えないんだ」という都合のいい言葉により、密会の舞台はいつのまにか、都心のホテルのカフェや、彼のいきつけの高級バーや、赤坂の有名レストランへとすりかわっていった。
【第12章】初めての疑念
「そうか…わかった、よく言いづらいことを話してくれたね。…うん、…うん、加納くんのおかげで彼の不正がどういうたぐいのものか、会社の者より先に摑むことができそうだ。また何か協力してもらうことがあるかもしれないから、またどこかで待ち合わせをしよう。…わかった、また連絡するよ。…あまり気を落とさないでくれ」
ピッ。
携帯電話の終話キーを押すと、それまで神妙な顔をして「彼女」を労っていた倉田は口を三日月状に歪めて、彼独特の奇妙な笑顔をうかべた。
【第11章】工藤咲希の幸せ
工藤咲希は、夫に料理を褒めてもらうことがささやかな幸せだと感じる、どこにでもいる普通の妻だった。
咲希が翔太のプロポーズに応じ、新婚生活が始まってから3年の歳月が経っていた。その間、咲希の退職、念願のマイホーム購入、引越しなど、様々なことが二人の人生を通り過ぎていったが、彼女にとってはあっというまの3年間だった。翔太は結婚しても変わらず咲希のことを大切にしたし、咲希は営業の仕事でくたくたになって帰ってくる夫をいつでも暖かく迎え、夫が落ち込んでいるときにはとくに腕によりをかけて美味しい夕食をこしらえた。学生のころから阿吽の呼吸で付き合ってきた二人がけんかをすることはめったになかったし、結婚したことでその絆はさらに深まったといってよかった。咲希は自分たちのことをごく普通の夫婦だと思っていたが、同時にそうした「普通の生活」こそが世界中で何にも代え難い喜びなのだと、彼女は翔太とのおだやかな生活を通じてしみじみと噛みしめていた。
【第10章】寝取り男・倉田修一の憂鬱
「ぶちゅっ、れろれろっ、ブボブボブボブボっ!っはぁ、倉田様、おちんぽ気持ちいいれすか?あへぇ・・・べろべろべろべろ・・・」
誰もいない深夜のオフィスに、艶めいた淫音が響いていた。倉田と呼ばれた眼光の鋭い男は、自分のそそりたった肉棒をデスクの下に隠れてしゃぶっている瞳というOLを見下ろしながら、心中別の女のことを考えていた。倉田がどんな手を使っても誘いに応じてこない、同じ課の加納という女のことだった。
【第9章】奴隷調教4週目「奴隷夫洗脳調教」
ジョボボボボボボボ・・・
「おふう・・・」
リビングでいつものように四つんばいになっているぼくは、その日も尿意を感じると同時に放尿を開始し、ぶるると体を震わせた。トイレに行けずおむつの中にお漏らしをするのは最初のうちは抵抗感があったが、今は日に数回の、ぼくの貴重な「楽しみ」の一つだ。こればかりは経験した人にしかわからないだろうが、なにしろ尿意を覚えたらすぐそのまま放出できるというのは、これでなかなかの快感である。自分が性的異常者であることを実感することで、その背徳感にM性が刺激され、興奮してしまうのも事実だった。実際、僕は最近お漏らしをするだけで半勃起してしまうほどのドMに成り下がっていた。