こんばんは、スタジオ真榊です。今回は「ハンドビューワー」を使った手の修正方法の記事で少し触れた、手や顔といった細部を自動修正してくれる拡張機能「ADetailer」の解説と研究をやっていきたいと思います。
ADetailer(After Detailer)は、通常の画像生成に引き続いてキャンバス内の顔や手といった部位を自動検出し、局所的インペイント(描き直し)で詳細化して周囲になじませてくれるもの。描画時間は増えてしまいますが、画像生成AIの弱点である「描画範囲が小さいものは低劣化してしまう」という弱点を補い、一回の生成で顔や手の潰れを直してくれる大変画期的な機能です。
仕組み上、「高解像度補助」のように顔立ちの大きな変化が起こりづらいことや、「追加プロンプト」を設定して描き直す機能が備わっているため、表情などを描き変えることもできるのがADetailerの特徴。一見設定は複雑に見えますが、ほぼデフォルトのままでも簡単に活用できます。「入れておいて損はない」を超えて「ぜひ入れておくべき」神エキスパンションですので、さっそく導入方法から見ていきましょう!
目次
1.ADetailerの導入方法
2.設定画面の見方
3.ADetailer modelの違い
4.「設定」タブでできること
5.実際にやってみよう
6.表情を変えてみよう
7.「Person」を使ってみよう
【応用編1】Mask Preprocessingでできること
【応用編2】Wildcardとの併用がスゴイ!
【応用編3】「顔だけLoRA」
【応用編4】「背景だけLoRA」
【応用編5】前景/背景のスケール使い分け
【おまけ】「手だけLoRA」はできるか?
終わりに
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