NovelAIは現行学習モデルの中で最も自由度が高いモデルの一つとされ、構図や表現のプロンプト指示に非常に柔軟に反応してくれます。一方、後発のマージモデルはNAIよりも緻密なイラスト表現が可能になりますが、NAIと比べると頭が固く、視線誘導一つとっても指示が難しい傾向にあります。OrangeMix系、7thLayer系の学習モデルに、どう伝えたらNAIのように言うことを聞いてもらえるか、よりローカルに向いたクォリティータグはどんなものか…といった観点から、既存のプロンプト集を再編纂したのがこちらの「新辞典」になります。
狙った効果が期待できない、もしくは画面崩壊を誘発しそうなプロンプトには文頭に「✕」を付けた。もちろん特定プロンプトとの組み合わせによって活かせるものもあるので、一概に効果すべてを否定するものではありません。
masterpiece 傑作(画質向上用):多少クォリティアップの実感あり。それぞれの学習モデルが学んだ「マスターピース顔」にはなるが、NAIほどのハンコ感はない。
best quality 最高品質(画質向上用):クォリティアップの実感あり。背景がきちんと描き込まれて作品感が強まる印象。
ultra-detailed 超詳細(画質向上用)構図指定しないと部位のどアップになりがち。hires.fixを効かせたほどではないが、比較的パキッとする印象。
high resolution 高解像度イラスト(画質向上用):効く。なぜか精細度より色合いのバリエーションが増え、補色を使ったよりビビッドな絵作りになる印象。
extremely detailed CG 超高精細なCG(画質向上用):効く。特に瞳の描写が煌めく印象。なぜか銀髪ちゃんが出やすい。
unity 8k wallpaper 8kサイズの壁紙(画質向上用):wallに反応しているのか、キャラのみで背景描写がなくなった(モノクログラデーションになる)。四肢が完全破綻した画像もあったのでおすすめできないかも。
official art オフィシャルアート(画質向上用):効く。ソシャゲ風、ゲーム画面風、キャラ設定画風など、いかにも製品イラストらしい図柄になる。画面端に謎のタイトルロゴと権利関係注釈までついてくるが、「text」もしくはwatermark,signature,username,artist nameなどをネガティブに入れれば排除できる。
1girl,official art
production art プロダクションアート(画質向上用):効く。洋ゲーのプロダクトアート風の退廃したアーバン遠景+キャラ画像が出る。キャラ画像は小さいため破綻していることが多い。
novel illustration ライトノベルの挿絵(画質向上用):微妙な効き。ややロリっぽい描写や塗りがそれらしくなくもない…レベル。novelに反応して書籍が出ることあり。
by famous artist 有名作家の作品(画質向上用):効くが、有名絵師ランダム生成感。北斎っぽい海が出たり、額縁におさまった女の子の絵が出たり、ミュシャ風になったり。ガチャには良いかも。
caustics コースティクス。光がたゆたう描写が加えられる。多くは水面が出るが、室内に光が差し込む描写になることも。
textile shading おすすめできない。服の布地(テキスタイル)が出たり、モノクロになったり。服の質感アップなら「clothes reflecting light」が良い。
super detailed skin 肌質向上:なぜかアバターみたいな青肌人間になってしまう。高確率で破綻するので使用不可。detailedはclose up扱いになりがちのようだ。
detailed:NAIと同じく、服や髪や目やいろいろに「detailed~」をくっつけると緻密に描いてくれるという認識でよい。「1girl,blue eyes」と「1girl,(detailed:1.4) blue eyes」では明らかに後者の方が描き込みが緻密になる。なお、その部位をアップにする効果もあるようだ。
→【類語】beautiful detailed eyes より瞳の描き込み・色使いが増える。
cinematic lighting ライティング向上:効く。主に逆光や光の差し込みを使った画面づくりになる。
dynamic lighting ライティング向上:効く。逆光や光の差し込みが起こるのはcinematic lightingと同じだが、こちらは瞳や服の一部が発光(glow)する効果が付与される模様。
dynamic lighting
実験に使った2つの学習モデルはいずれもプロンプト過多を推奨しておらず、NAIのように「bad anatomy,missing fingers…」などと書き連ねていく方法はNG。作画ミスを防止するためには、一つの単語に多様な悪質要素を内包させる「Textual Inversion」と呼ばれる手法が有望とされています。
例えば、こちらの「bad_prompt」。file and versionsタブの中にある「bad_prompt_version2.pt」ファイルを「stable-diffusion-webui\embeddings」フォルダーに放り込んだ状態で、ネガティブプロンプトに「bad_prompt_version2」と入れることで四肢や指の崩壊を一定度防ぐ効果が期待できます。 下記はこうした他に使えそうなプロンプトを調査しました。
perfect anatomy 完全な人体解剖学:保健室に貼ってある人体解剖図のようなものが出てきてしまった。手足の破綻を防ぐ効果がある感じはしない。
perfect hands:完全な手。bad promptの功績かもしれないが、そこそこ効く…?実際うまく出てしまった。ただ、いずれにせよ成功率は低い。
text:「official art」などを入れると出てきがちなAI文字(読めない)を消すために有効。NAIではよく使われたwatermark、signature、username、artist nameも学習元にあったサインや透かしが入ってしまうのを排除するためのものだが、textだけでもだいたい排除できる。前述の通りネガティブプロンプトを増やすのは得策でないので、文字が出そうなときは賢木はtextだけ入れることが多い。前述の「official art」でもtextのみで文字を排除できた。
✕futa/futanari:「penis」を指定したときに、女性がふたなりになってしまう事故を起こりにくくする…と言われているが、目立った効果は感じられない。むしろ、プロンプト上でgirlとpenisの距離を離したり、「1boy have large penis」「hetero,intercourse with a man」などと文章化したほうが回避しやすい。
→【参考】intercourse with a man
blurry:背景などのぼかし効果を除去するのに有用。画面全体をぱきっと塗りたいときに。
blush:勝手に入りがちな頬染め効果を防止するときに有用。nsfw要素の強いモデルほど、女の子の頬がデフォルトで紅潮しがち。必要なときは後から加工でやったほうが良い。
young,loli,teen:女の子がロリっぽくなってしまうのを防ぐ目的のものだが、youngは効かない。「loli」はレザー系の服装がやや増える程度で顔立ちに変化なし。
child:上記に比べ少し効く。ただ、顔立ちが少女に寄ってしまうのは実験で「1girl」を使っているせいであり、ここを「1woman」にすると始めから成人女性らしい顔立ちになる。
1woman
nsfw 健全絵が欲しいときにネガティブに入れる。学習モデルによっては、NAIと違ってnsfw指定をしていなくてもちちしり太もも(©横島忠夫)があらわになってしまう。
○○ hair 髪型はキャラの見た目を決定する重要事項なので、長さや形が変わるとどうしても別人に見えてしまう。ミディアムヘアにしたいのに長い髪が出てしまうときは、NAIと同様long hairを「除外」に入れることで解決することが多い。
◇2.構図
solo / solo focus キャラが単独で映っている
1girl 女の子が1人いると強調する。もちろん効きはするのだが、最近はAIが間違えやすい数字をプロンプトに使うことを見直す動きも出ており、人数なら「solo」フォーカスが当たる人数なら「solo focus」を使う方がスマートという風潮がある。前述の通り、girlには「少女らしい顔立ち」を強調する効果がある。
1woman 顔立ちがロリっぽくなるのを防ぐためには、girlではなくwomanを使う。
1female 「雌」の意味が強まるためか、猫耳っ娘や獣人が出やすい。
1boy 男の子が1人いると強調する。こちらも少年らしいキャラになりがち。
1man 成人男性の場合はこちら。ただ、モデルが成人男性一人の学習イラストはバトルものが多いためか、勇壮な絵作りになりがち(下図参照)。
←boy / man→
1male femaleと同様、ケモノ要素が入るのでおすすめしない。femaleは耳が生えるが、maleはなぜか翼が生えること多し。
1girl and 1boy 男女1人ずついると強調する。男性はキャンバス外に押しやられることが多いので、2ショットにする場合は男性要素を先に書き、他のワードで強調するのはNAI以外のモデルでも同様。
wife and husband:なかなか出ない男を出現させるため、「wife and husband:1.4」と強調しておき、「1woman is wife,have blonde hair~」「1woman is husband,have black short hair~」と指定する夫婦強制法も、NAIほどではないが効果がある。
夫婦強制法(wife and husbandのみで生成)
couple 仲良し風のキャラ二人が生成されるが、同性のこともよくある。イラスト世界の人々は、我々の住む現実よりも性別を超えて愛を育んでいるのである。
yuri 百合…だが、意外と効かない。coupleや2girlsなどと組み合わせて。
2girls~4girls 女性の人数を指定。boysやmaidsなど他の言葉でもOK。「3maids」としても横長な画面だとメイドさん4人が生成されることもあり、数字による人数はかなり適当に解釈される。
multiple girls 人数を指定しない場合はこちらを使う。こちらもboysなど代用可。
single focus, couple focus メインに描かれるキャラの数
character focus キャラクターにフォーカスした構図だと強調する
close to viewer 被写体がアップになる。肩口から頭が見切れるくらいのアップ度合いになることが多い。
close up よりどアップ。何も指定しなければ目の周辺のみ描かれることが多い。
face focus 顔が強調される構図。基本は顔のアップ、まれに目のどアップ。
eye focus 瞳が強調される構図。両目より片目の超どアップになって破綻することが多い。
foot focus 脚というより「足の裏」がいやに強調されるいかがわしい構図になる。
feet focus こちらはちゃんと「両脚」が強調される構図になる。
←foot focus / feet focus→
hand focus 手が強調される構図になるはずだが、手が描かれるもののさほどフォーカス感はない。
armpit focus ワキが強調される構図。しっかり効く。
ass focus 背後からお尻をアップにした構図。「hip focus」と差異がある。
hip focus 「ass focus」と同じかと思いきや、AIはお尻というより腰の骨盤近辺を意識するようだ。前からの構図も混じった。
back focus 背後からの構図になる。うっすら横顔も描かれることが多いが、完全に後頭部だけになることもある。後述する「from behind」だと、横顔が写り込まないことが多い。いずれも、絵柄がなぜかリアリスティックに寄る。アニメ塗りではあまり描かれない構図だからだろう。
←back focus / from behind→
breast focus おっぱいが強調される構図。nsfwがなくてもほぼ乳首が描かれる。
navel focus へそが強調される構図。しっかり効く。仰向けに寝た無防備ポーズになることが多いので、姿勢制御にも使えるかもしれない。
thigh focus 太ももが強調される構図。ちゃんと効くが、崩壊率が高い。
→【類語】zettairyouiki スカートとストッキング(ニーハイ)間の絶対領域が描写される
pussy focus thigh focusに似た構図で、女性器が描かれる。こちらもちゃんと効くが、崩壊率が高い。
dynamic angle 「ダイナミックなアングル」。カメラを斜めにした構図になることが多い。
intense angle こちらも迫力あるアングルを要求するものだが、比較的アップになることが多い。
cinematic angle 「映画的なアングル」。アオリやダッチアングル(斜め)の構図になることが多く、背景もぼかし効果とともに描き込まれる。
no humans 風景画や小物などを作画したいときに
full body 一応効くが、なんだかんだで四肢が見切れることが多い。「cowboy shot」もそうだが、脚まで写したいなら「zettai ryouiki」、足先まで写したいなら「wearing shoes」「barefoot」など、部位を指定したほうが狙った結果になる。
←full body / wearing shoes→
cowboy shot 太ももまでの構図になるはずだが、あまりうまく行かずおすすめしない。入れたい部位の情報をプロンプト指定した方が成功する。
→【類語】zettairyouiki スカートとストッキング(ニーハイ)間の絶対領域が描写される
multiple views よく効く。同じキャラが別角度で登場することが多い。
upper body 上半身がメインになる。効くことは効くが、横長キャンバスだと頭の上半分が見切れることが多く、実用性はない。
front view 正面からの構図を指示する内容だが、真正面にはならないことが多い。キャラがこちらに正対している絵作りがしたい場合、「symmetrical(左右対称)」の方が近い構図になる。
from side 横からの構図になる。横長キャンパスなら横顔、縦長ならバストアップになりやすい。特に指示しない場合、視線は自然に前を向く。
from above やや斜め上から見下ろす構図になる。天井から見下ろすほど角度をつける場合は「floor」(床)を入れる。
←from above単体 / from above,floor→
from below やや斜め上から見下ろす構図になる。天井から見下ろすほど角度をつける場合は「ceiling」(天井)を入れる。
from behind キャラの背後からの構図になる。こちらは比較的顔が写り込まないことが多い。→back focus参照
dutch angle 人物など被写体が斜めに映る。画面を広く使う構図に。
fisheye lens 魚眼レンズのような描写になる。安易に凝った感じが出せるので好み。「~focus」と相性が良い。
POV 主観図。エロ目的に使われることが多い。よく描かれる構図なためか、AIくんもいつもより生き生きと描いてくれる気がする。(※個人の感想です)
portrait:頭部から肩までの構図に。頭が見切れることが多く、防ぎにくいのであまり実用的でない。
face only:こちらもportraitと大した違いはなく、いずれもあまりおすすめしない。「face focus」の方が顔だけの構図になる。
head_out_of_frame 顔がフレームアウトする構図。強調しないと効きにくい上、成功率も低い。ネガティブに強調して入れても防止効果はない。
feet out of frame 効かない。指示したいのは「膝から下がフレームアウトする構図」なのだが、「feet」に反応して脚がきちんと描かれてしまうことが多い。プロンプトではこうした罠がいたるところで起きるので要注意。
wide shot:ワイドショット。カメラが遠景になる。キャラは全身が描かれることもあるが、太ももあたりから下が見切れることが多い。全身入れる場合は「wearing socks」や「wearing shoes」「bare foot」などと入れるのが良い。
very wide shot:効かない。カメラがさらに遠景になるはずだが、wide shotとさほど違いがない。下記の「in the distance」を使ったほうが良い。
○○ in the distance 遠景を指示するときにはこれ。「1girl in the distance」で遠景の中にぽつんと立つ少女が生成できる。
←wide shot / 1girl in the distance→
panty shot 細かいシチュエーションは問わずパンツが見える構図になる。パンチラというより不自然なパンモロになるか、スカート自体履いてないケースも多い。
upskirt スカートの中を真下から見上げるいわゆる「逆さ撮り」構図が出たり、パンチラ構図になったりする。
couple sitting カップル座り。NAIほどいちゃいちゃした感じがなく、カップルで単に座っている感じになる。女性女性になることも。
cheek-to-cheek 2人のキャラがほほをくっつける構図になる。「1girl,cheek-to-cheek」だと1人しか生成されないので、「couple,cheek-to-cheek」などを使う。
heads together 額を合わせるなかよしポーズ。こちらも「couple,heads together」で生成できた。
face-to-face 2キャラが仲良く顔を見合わせる。「couple,face-to-face」などで生成。崩壊しにくくおすすめ。
← couple,cheek-to-cheek / couple,face-to-face→
kiss 2キャラがキスする。「couple,face-to-face」などで生成。割と安易に効く。
height difference 2キャラの身長差を強調する指示。認識はするが、崩壊率が高くおすすめしない。巨人と小人くらい差が出たり、普通に母子くらいの差になったりする。
point at viewer 「こちらに指をさす」ではなく、「1本~3本指を立てて見せる」くらいの結果になる。ピース化することも多く、本数は安定しない。
peace sign 「ピースサイン」…をしてほしいのだが、ほぼpoint at viewerと同じ「1本~3本指を立てて見せる」結果に。ほぼ両手になるので格好悪い。「waving at viewer」などで片手を上げているポーズを先に作って、i2iで手をピースに変形させるのが一番早そう。
thumbs up 親指を立てる(^^b 人差し指系のポーズよりは比較的うまくいく。両手になってしまうことが多いのは変わらない。
finger to mouth 「しーっ」と人差し指を口に当てるポーズにしてもらいたいが、「唇を指差す」程度の結果に。
interlocked fingers 指を絡めた手つなぎ(恋人つなぎ)。認識はするが、手のアップになってしまい、かつ崩壊しがち。
arms raised in the air 両手を空にバンザイしてほしいところだが、「これくらい大きかった!」的な横に広げるポーズになる。「arms raised in the sky」にすると背景が青空になるが、そこまで真上に上がらない。うーむ。
contrapposto 体重を片脚にかけて腰を斜めに立つモデルさんポーズ。縦キャンバスで生成を確認。
open stance 脚を肩幅に開いて立つ。オープンスタンス。
←contrapposto / open stance→
spread legs 脚を広げる。エロでよく使う。
arms behind head 腕を上げて頭の後ろで組む。
acrobatic pose アクロバティックなポーズのことだが、新体操っぽい画像が生成されてしまう。崩壊することも多くあまりおすすめしない。
stylish pose 「スタイリッシュなポーズ」だが、さほど格好よくならない。腰をそらしたポーズなどいろいろ出る。
upside-down face 顔部分が上下逆になるようなポーズ。いわゆる「まんぐり返し」ポーズになることが多い。
crawling:「all fours」と同じ「四つん這い」だが、こちらは腹部が地面についた「ほふく」状態に近くなる。
on stomach 「うつ伏せ」だが、効かない。lying on stomachでも効かなかったので、「prone」の方がまし。
prone:うつ伏せ。こちらは効くが、成功率は高くない。
knees up NAIでは「体育座り」だったが、ひざを揃えて上に上げる程度の意味。筋トレしてるみたいになる。「gym sitting」もジムで座って鍛えてる女の子が出るだけ。「sitting,hold knees」が一番近いか。
indian style 「あぐらをかく」だが、女の子自体アメリカ原住民らしい見た目になる上、成功率も低い。AI自体がステレオタイプ生成器なのだから当然だが、民族系タグは学習元の人類のステレオタイプが凝縮される。
prostration 土下座。成功率が低いが、ほぼ成功しなかったNAIよりまし。…NAIよりまし…!
seiza 正座。成功率低いが、まれにうまくいくことがある。
fetal position おなかの中の赤ちゃんのように体を丸めたポーズ(胎位)。低確率で成功する。
sleepy 寝ている。まれに片目をつぶって眠そうな顔をする。
sit astride 「またがる」だが、バイクが生成されること多く、しかもまたがらない。
kneeling ひざまずく、膝をつく。実際には「土下座直前」や「正座」などが生成されることが多い。
paw pose 猫の手になる「招き猫」ポーズ。特に指定しないと猫娘になる。
claw pose 爪を立てる「がお~」ポーズ。ケモミミが付きやすい。
←paw pose / claw pose→
open arms for viewer こちらに向けて腕を広げる「抱っこして」ポーズが期待されるが、成功率はやや低い。腕を広げることはしてくれる。
dynamic pose 動きのあるポーズになる。手軽に見栄えのするポーズになるので、ここまでの中ではかなりおすすめ。背景は抽象絵柄になることが多い。
waving at viewer カメラに手を振ってくれる。成功率高。5本指なので失敗もしにくい。
facing at viewer カメラに顔を向けてくれる。7th animeは基本この状態(向こうを向かせる方が難しい)なのでお守り程度の効果。
head tilt 首を傾げるポーズ。ほぼ成功する。破壊力も高い。強い。
lying 寝そべる。基本on backポーズになる。
salute 敬礼。ピースサインと同様、両手になりがち。「standing,attension,legs closed,asymmetrical」と組み合わせるとなかなかそれらしくなる。あとはi2iでなんとかするしか。
standing split I字ポーズ。上手になるときもあれば、ネリチャギになるときもあれば。
hug 抱きつく。1girlだとぬいぐるみや自分やまくらを抱きしめる。普段は男性が生成されにくいが、「1man and 1girl,hug」で安定して抱きしめ合う二人が出せる。
arm hug:腕にからむか、横に並びあってくっつく。これも成功率が高い。
hug from behind:「背後から抱きつく」ではなく、なぜか「ハグを背後から見た像」になりがち。「hug her from behind」にすると微妙に成功率が上がるが、ほぼ失敗。
←hug / arm hug→
spread arms 両手を広げる、だけでなく、頭の後ろに回す(つまりひじが前にくる)グラビアポーズになることが多い。絵もチアリーダー寄りになる。
outstretched arms こちらは真横に両手を広げるポーズになる。「双方待たれよ!」のポーズに近い。
crossed legs 脚を組む。ほぼ確実。組み合わせてもOK。
selfie 自撮り。単にこれだけ入れた場合スマホは写り込まず、腕先がフレームアウトした自撮り写真風になることが多い。
singing 歌う。特に指定していないとまばゆいバックステージが召喚され、服も歌姫風になる。
covering chest by hand 「手で胸を隠すポーズ(手ブラ)」だが、成功率は低い。「grabbing breasts」も違う感じになってしまい、難易度の高いポーズ。
→研究の結果、(both hands on chest:1.4)が最適解であることが判明した。対戦ありがとうございました。
both hands on chest:1.4
hand on hip 腰に手を当てるポーズ。やはりhipをAIは日本人の言う「腰」に近く理解していることがわかる。尻は「ass」。
leaning on person もう1人にしなだれかかる恋人ポーズ。hugと同様、男性の顔が描写されやすい。
curtsey カーテシー(スカートをつまむ英国風あいさつのポーズ)だが成功率は激低。そのかわり、何か可愛らしいお嬢様のようなものが生成されるので悪い気はしない。
pigeon toed 内股立ち。女性らしい立ち方。出るが、成功率は低い。膝を揃えて足を広げた「崩し体育座り」が出やすいので、「standing」と組み合わせる。
reference sheet キャラ設定。強い。同じキャラの正面・背面を中心としたキャラ設定画が出る。
three views from front, back and side キャラクター三面図。こちらは設定画風ではなく、マルチアングルイラストという雰囲気。
manga 効かない。NAIではコマ割りのある漫画調になるが、むしろ同人誌の表紙のようなイメージになる。
comic こちらもmangaと同様だが、なぜかこちらはPC誌か週刊誌の表紙みたいなイメージになる。
spoken heart ♡の吹き出しが出る。ほぼ成功する♡ えらい♡ つよつよ♡
spoken ellipsis 「…」の吹き出しが出る。♡と違って成功率は低く、よく「///」になったり謎の記号になったりする。
spoken_question_mark 「?」の吹き出しが出る。成功率はそこそこ。特段「!?」の顔になる効果はないようだ。
spoken exclamation mark 「!」の吹き出しが出る。「?」より成功率が低いかもしれない。
spoken musical note 「♪」の吹き出しが出るだけでなく、なぜか高確率で楽器を持って歌ってくれる。
strong light ファンタジックな絵になり、魔力のほとばしりのような光のエフェクトが走る。黄昏よりも昏きもの―。
strong light coming in 「強い光」が被写体に差し込む。逆光になることもあれば、順光になることもある。
light rays こちらは「光線」が差し込む。木漏れ日や窓から差し込む光が多い。
←strong light coming in / light rays →
cinematic shadows 古い映画風の陰影に。画面全体がセピア色になることが多い。
deep shadows 影感のある画作りになる。影が主役に描かれる暗いムード。
spot light スポットライトが当たる。サイバーな背景になりやすい。
faint light 「微弱光」のことだが、薄暗さを強調する効果がある。「dark room」などは余り効かないので、暗い部屋を召喚したいときはこれを使う。deep shadowsと組み合わせるのも良い。
light particles 背景に星空や日の出、魔法エフェクトのような光が散りばめられる。ファンタジックな雰囲気で、キャラも魔法少女に寄ったデザインになることが多い。
light sparkles こちらも景に星空や魔法エフェクトのような光が散りばめられる点は同じだが、エフェクトが十字「+」になりやすいなど違いがみられる。
←light particles / light sparkles→
lens flare レンズフレアが足される。多くの場合は太陽光で、かなりド派手に輝く。
light leaks 木漏れ日など光が差し込む、漏れる描写が入る。
sharp focus 焦点がはっきりする(シャープフォーカス)指示だが、あまり違いがみられない。その役目はhires.fixが果たすものだと思われる。
bokeh 背景をぼかす。多くの場合夜景の光が大きくぼけ、光球のようになる平成カラオケ映像みたいな絵作りになる。
depth of field 被写界深度。被写体にピントを合わせて背景や手前をぼかすことができるはずだが、この学習モデルでは影響が見られなかった。
◇3.キャラクター造形
○○hair:基本。「red hair」「long hair」などと形容詞と組み合わせて使う。
forehead おでこ強調。単体で入れると横分けにしたおでこキャラになる。「bangs pinned back」などと組み合わせる。NAIと違って額に謎のマークや宝石が生じNAI。
hair slicked back オールバック。前髪を後ろになでつける。
shiny hair 艶のある髪。髪のハイライトが強めに入る。
wavy hair ウェーブがかった髪。背景に「波(wave)」が生じやすい。
sidelocks もみあげ部分の髪の房が強調される
braid ponytail 編み上げたポニーテイル
hair intakes 平成に流行った「エアインテーク」を装備(Z世代はググってください)。ちゃんと認識する。服装も当時のエロゲっぽくなる。
blunt bangs 前髪が揃っている。ぱっつんまではいかない。
✕parted bangs 効かない。NAIのように7:3わけの前髪にはならず、ほとんどblunt bangsと変わらない。強調しても無駄。
✕asymmetrical bangs 効かない。アシメ前髪にならず、ほとんどblunt bangsと変わらない。
✕crossed bangs 前髪がXになるはずだが、これも効かない。
✕swept bangs 横に流す前髪。効かない。
hair between eyes M字バング。これはちゃんと効く。むしろ少しXバングっぽい雰囲気。
drill hair / twin drills ドリルヘアー。一応効く。
multicolored hair 複数の色の髪に。色の入ったエクステが入ることが多い
twintails ツインテール。当然効く。大正義である。
hair over one eye 片目が髪で隠れる。左右は選べなさそう。前髪に奥の瞳が透ける描写まであるときがあって感動するが、たまに失敗する。
sideburns 耳の前の横髪が描かれる。構図も横顔になることが多い。
sidelocks 耳の前の横髪が描かれる。こちらは特に横顔構図にならない。髪の効果はsideburnsと同じに見える。
hime cut 前髪パッツンの姫カットというより、オタサーの姫的なツインテになる。
✕two side up ちゃんとツーサイドアップになることもあるのだが、頭が下に来る「upside-down」と混同しているらしく、崩壊しがち。おすすめできない。
short hair with long locks 触角付きショートヘア
bowl cut hair おかっぱ。ちゃんと効く。ボブカットと差異もある。ただ、「ボウル」に反応して湯気の立つラーメン風のものを手にしていることが多い。
twin braids 左右に垂れる三つ編みおさげ。twinとあるが、もっと増えがち。
messy hair ぼさぼさな髪。結構エアリーでおしゃれな感じになる。
colored inner hair インナーカラー
disheveled hair 乱れ髪。癖っ毛に近い感じ。
wind 髪が風にたなびく。イラストの品質アップによく使われる。