こんにちは、賢木です。今回はあまりに高いクオリティで「絵師が絶望している…」と巷を賑わせている最新イラストAI「NovelAI」で4万anlas分ほどエロ絵を生成してみたので、簡単な使い方マニュアルを書き残しておこうと思います。
2022/11/08:全面改訂し、FAQを追加しました。
2022/12/13:「Opusプランの使用感」を追記。
1.NovelAIの登録方法
2.画像生成するには
3.詳細設定で何ができる?
- 「Step」と「Scale」
- 「Strength」と「Noise」
- シード値で画像バリエーションを作る
- 除外ワード「Undesired Content」は超重要
4.エロ画像を作るには?
- エロ呪文を発見する方法
- プロンプト応用編
5.好みの画像を生成するコツ
6.AIが得意なこと、苦手なこと
7.よくある質問(FAQ)
8.おわりに
1.NovelAIの登録方法
さて、まずはNovelAIのサイトにアカウントを登録する方法から。
こちらからNovelAIのトップページに飛びます。
さっそくアカウントを作りましょう。右上の「Log In(ログイン)」を押してから「Sign Up(新規登録)」 をクリックし、メールアドレスとパスワードを決めます。登録したアドレス宛に運営からメールが届くので、文中のリンクに飛べばアカウント登録完了。再度トップページに戻り、「Log In」からさきほどのメールアドレスとパスワードを打ち込めば、無事ログインできるはずです。
次に、左上の歯車のボタンを押すと、設定画面が表示されます。「Account」のタブをクリックして、「Manage」ボタンの左側の欄を確認しましょう。
こちらの画面↑は課金済みですので「Tablet」プランと表示されていますが、初期状態では「Unsubscribe(未契約)」となっているはずです。「Manage」ボタンをクリックし、「Take me there(契約画面に進む)」を選ぶと、3種類の有料プランが表示されます。
ドル建てで10ドル、15ドル、25ドルの3プランがあり、主にそれぞれもらえる通貨「Anlas」の数が異なります。NovelAIではこの「Anlas」を支払ってイラストを生成してもらうルールで、求める枚数やサイズ、クオリティーが贅沢なほど、多くのAnlasを支払う必要があります。追加料金を支払ってAnlasをもらうこともできますので、初めての場合は10ドルのプランで問題ないでしょう。ざっくり言って、さほど大きくない普通の画像を1枚生成するのに必要な通貨はだいたい2~8Anlasくらいです。
・Tablet (10$):通常のプラン、1ヶ月あたり1,000 Anlas支給されるので、標準的な5Anlasの絵ならざっくり200枚生成できる
・Scroll(15$):Tablet と比べてメモリが少し増えるプラン。もらえる通貨はTabletと変わらない(1,000Anlas)
・Opus(25$):1ヶ月に10,000 Anlas支給される特盛プラン(※ただし、使い残した分は次月消滅するので注意) 小さいサイズの画像のみ点数無制限で画像生成可能。
私の場合、お試しの「Tablet」で始めましたが、12時間ほどで1,000Anlas使い切りました。未知の体験で大変おもしろいし、いろんなことを試しているうちに…という感じですね。ただ、毎月10,000Anlasもらっても来月、再来月とこの勢いで画像生成してるかな?という気もするので、初めてはまず「Tablet」で良いと思います。プラン変更しなくても、Anlasを追加購入することもできるのでご安心を。
最初の契約更新タイミングは、登録から1か月後の午前9:00。月末締めではないので注意が必要です。
★Opusプランの使用感(NEW!)
Opusプランは1ヶ月に10,000Anlas支給されますが、使い残した分は次月を迎えたときに消滅します。例えば、2000Anlasだけ使って次回更新時を迎えると、8,000Anlasから再び10,000Anlasに戻るだけで、18,000Anlasにはなりません。また、Anlasの無料になるのは小さいサイズの画像生成のみで、バリエーションなどの生成には通常プラン通りAnlasを消費します。TabletプランからOpusプランにバージョンアップする場合、Tabletプランで支給された1,000Anlasはバージョンアップの時点で消滅します。「更新・プラン変更時に支給Anlasは消え、持ち越しは不可」ということのようです。
賢木はOpusプランで生成していますが、small、normalサイズの画像生成は基本1枚0Anlas、Largeサイズの場合1枚6Anlasです。ただし、small、normalサイズであっても一度に4枚生成する場合は、9Anlas~15Anlas取られてしまいます。あくまで小中サイズで1枚のみ生成した場合のAnlasがただになる、ということですね。当然、バリエーション生成する際も3枚分のAnlasが請求されます。また、デフォルトのStep28を29に上げると小さいサイズでも3anlas必要になり、step34から4anlas取られる点にも注意が必要です。
いろいろ実験していたときはバカスカ4枚生成しまくって10000Anlasをおかわりしていたのですが、Opusプランに変えてからはStep28のままでNormal1枚生成を連打するようになりました(0Anlas)。Normal1枚生成に掛かる時間は意外に一瞬なので、4枚生成できないと超ストレスか?というとさほどでもないです。適切なプロンプトを総当りで探りたいとき、この方法は非常にリーズナブル。プロンプトをいじる必要がなくなったら4枚生成→「構図を決めたらバリエーション生成連打でガチャ(SSR待ち)」→「細かな修正はi2iで4枚生成」と、取っておいたAnlasを大量消費して作品を作っていくことができます。
Opusプランの月額25$は2022年12月現在約3,369円(プラス10000Anlas配布)。10000Anlasのおかわり料金は10.99$=約1,481円。結論としては、「10000Anlasおかわりを月に1回は必ず利用する人」はOpusを選ぶのが良いでしょう。
・追加料金
参考までに、Anlasの追加料金はこんな感じで、大量購入した方がお得な価格設定です。残り2Anlasになってますね笑
2.画像生成するには
有料登録が済んだら、さっそく画像を生成してみましょう。ホーム画面から「Image Generation」をクリックします。案内の画面がポップアップしますが、「OK」を選ぶと次の画面が表示されます。
さて、これが「NovelAI」で画像生成する基本画面になります。(クリックで拡大)
大まかな使い方は3つ。
①元画像なしで、プロンプト(呪文)のみでイラストを描いてもらう
②お手本の画像をアップロードして、それをヒントにイラストを書いてもらう
③ペイントソフトで簡単なお手本イラストを自分で描く
概要ばかり説明していても頭に入ってこないので、さっそく一番簡単な①「呪文のみで画像を生成する方法」を試してみましょう。
プロンプトを打ち込む画面に、ほしい画像の要素を英語で入力していきます。基本的なルールは、単語をカンマ「,」で区切ることと、強調したい単語は{}で囲むこと。DeepL翻訳などを使って、「どこどこでなになにをしているどんなキャラ、構図はなになに」と英語で打ち込めばOKです。※詳しくプロンプトの書き方が知りたい人は【NovelAI】 エロもいける!最強プロンプト(呪文)辞典をご参照ください。
例えば、金髪で青い目の女の子が制服姿で学校カバンを持ってビーチにいる画像が欲しい場合は、「gold hair girl, blue eyes, school uniform, with school bag, on the beach」でOK。画像サイズなどを指定して「Genelate」を押すと…
画像が無事生成されました。学生鞄が無理やりカットインした感がたまりませんが、このレベルの画像が数秒で生成できるのは驚きの一言。「holding school bag」とすれば手に持ってくれたのですが、「with」にしてしまったので女の子とカバンが並んでしまっています。
プロンプトをウィンドウに打ち込むとタグの候補が自動表示されますが、タグの横についたグレーの●の濃さで「AIがそのタグをどれだけ学習しているか」が示されています。例えば、エヴァのアスカは超!学んでいるので再現度が高いですが、マイナーキャラの名前を打ち込んでも再現されないのは学習度が低いためですね。ちなみに「●」が表示されなくても、AIはかなり広範に英語を理解してくれるので、いろいろと試してみましょう。
さて、生成されたこの画像をたたき台にして、別の画像を生成することもできます。AI画像生成は一発で作画を目指すのではなく、何度もマイナーチェンジを繰り返して理想ににじりよっていくイメージ。さきほどの金髪少女画像、↑赤で囲った画面上部のボタンを御覧ください。
「Edit Image(画像編集)」は、元絵になる画像をペイントソフトで簡単に修正する方法。画面から排除したいものを塗りつぶしたり、追加したい要素を書き込んだりすることで、AIに「ご主人様はどうもこれが不要で、ここにこれを描いてほしいらしい…」と想像してもらうことができます。例えば、目の部分を肌色で塗りつぶして「Closed eyes」という呪文を追加すると、目を閉じたバージョンをAIが描いてくれます。
「Variation(バリエーション生成)」では、画面右側の設定画面でユーザーが指定した条件を元に、元画像の別バリエーションを3枚、AIが生成してくれます。3枚分のAnlasの追加が必要です。
「Enhance(画像強化)」すると、いま生成した画像をたたき台にした「第二世代」の画像を生成できます。「Upscale Amount(画像の拡大量)」を2にすれば出力される画像のヨコタテの長さが2倍になり、「magnitude(強化の規模)」でAIの自由度を操作することができます。
magnitudeは後述する「Strength(AIの裁量度)」と「Noise(追加要素の量)」を意味しています。ここではざっくり、magnitudeが小さいとできるだけ元画像のまま画像を生成し、大きいとAIが自由に整った絵を描けるが、元画像からは離れてしまう…と思ってください。「show Individual Settings」を押すと、Strengthとnoiseを直接設定することもできます。
↑これが元画像で…
↑これが「Enhance」1回目。Magnitudeを「3」に設定したため、AIがちょっぴり創造力を発揮して細部が異なるイラストに仕上げています(※画像サイズも2倍にできました)。ただ、好みの問題かもしれませんが、瞳や髪は元画像の方が上手に描けているようにも見えますよね。トライアンドエラーを繰り返すと高精細になっていくんですが、どんなものが生まれるかは設定内容と偶然性にかなり左右されるようです。
3.詳細設定で何ができる?
次に、画面右側の詳細設定で何ができるかについても詳しく説明していきましょう。
・NAI Diffusion Anime(Full):使用するAIモデルを3つから選べる。「Curated」は品質の良い画像だけを抽出して学習させたモデルで、「Full」はエログロも含め無選別にイラストを覚えさせたモデル。「Furry」はケモノ娘を学習しているBeta版モデル。エロ画像を生成するなら「Full」で。※NAIはNovelAIのこと。
・Image Resolution:画像サイズ(横×縦)。規定のものから選ぶか、自由に設定できる。大きいと必要Anlasが増加
・Number of Images:生成する画像の数。1なら1枚。複数枚生成すると、必要Anlasも倍増する
・Undesired Content:イラストから除外したい要素。デフォルトの「Low quality&Bad Anatomy」で、低画質や不適切な内容の画像を排除でき、さらに個別に要素を指定することもできる。例えば、キャラの頬が赤く染まるのを避ける場合は「blush」と記入する。
・StepsとScales:学習ステップ数(AIが生成作業を反復する回数。増やすと生成結果がより高レベルになる)とスケール(創造度のようなもの)。詳しくは後述
・Seed:シード値。絵の生成を行うためにAIに与える乱数のことで、AIで生成した画像には1枚ずつ違う値が表示される(金髪少女の画像・左下を参照)。この値が同じなら似たような絵を生成でき、異なると全く別の絵に変わる。例えば、同じシード値を指定して、「背景が学校」とか「ベッドに寝ている」などとプロンプトで指示すると、ほぼ同じキャラの別画像を生成できる。(プロンプトで縛らないと全然違うキャラになる時もある)
・Advanced: Sampling:サンプリング手法。デフォルトはEuler_Aで、サンプリング手法によって出力結果が変わる模様。※未検証です
「Step」と「Scale」
どんな画像が出力されるかを決める非常に重要な値ですので、しっかり理解しましょう。
(NovelAI公式:Steps & Scale - NovelAI Documentationより引用)
ステップは AI が画像の調整を行う反復回数を示していて、STEP数が多いほど絵のクオリティが上がる反面、時間とAnlasがかかります。8回以下だとよくわからない概念のような絵が表示されることが多いようです。MAXは50ですが、30以上はあまり変わらず、間違い探しレベル。デフォルトは28ですが、27にしておくと必要なAnlasが1減るのでおすすめ。
スケールは直感的にわかりにくいですが、プロンプトの再現度だと理解しましょう。低スケールだと柔らかい絵画風になり、高スケールにするほどディティールが細かく描写され、AIがより厳密にプロンプト(ユーザーの指示)を再現しようとします。スケールが小さいとAIは呪文に縛られず自由に絵が描けるようになりますが、低すぎると思ったような画像とは違うものができてしまいますし、高すぎても破綻してしまいます。scaleは0.1刻みで設定することができ、適正範囲はだいたい5から30程度と思われます。
「Strength」と「Noise」
元画像を指定して画像を再生成する場合は、上記のメニューに加え、「Strength」と「Noise」という項目が詳細設定に追加されます。
・Strengthは「AIの裁量度」を示しています。AIが画像生成に及ぼす影響の強さのことで、数字が大きいほど、AI が創作力を発揮し、画像の構図を大きく変更する「お任せモード」で絵を描いてくれます。逆に数値が低いと、オリジナルの画像に近いものが生成されます。
例えば、strength:1だと元絵の彩色や配置をヒント程度にしてイラストを自由に描いてくれますが、意図とはかけ離れたものができることも多いです。strength:0.5なら、元絵の雰囲気を50%ほど残すイメージ。モデル画像を基にイラスト化してほしいときは「strength0.1」で生成したくなりますが、裁量度が低すぎるとAIが「手も足も出なく」なってしまい、元画像を低画質化したような画像が生成されてしまいます。一回目は「0.5~0.7」くらいで試してみて、調整するのが良いと思います。
・Noiseはそのまま「ノイズ」=AIが元絵にない要素を持ち込める度合いと考えてください。ノイズの値が高いと、AI はプロンプトの意図を汲み、さまざまな物体や描写をイラストに持ち込むことができるようになりますが、ノイズが高すぎると人間に理解できない奇妙な物体が召喚されてしまうおそれが強まります。
・AI がプロンプトで指示したものを無視してイラストを描いてしまう場合は、AI が処理する余地が足りないと考えられます。「Strength」と「Noise」の両方を増やして、AIが自由にプロンプトを再現できるようにしてあげましょう。そのかわり、的外れな画像ができてしまうおそれも強まります。オリジナル画像からあまり離れた画像にしたくない場合は、ノイズを0まで下げ、Strengthを0.1~0.3程度で調整します。こうすると、元画像とほとんど同じ構図のイラストを生成することができます。
除外ワード「Undesired Content」は超重要
「Undesired Content」欄にプロンプトを入れると、その要素をできるかぎり除外したイラストを描くよう指示することができます。「missing fingers」「ugly」などと入力することで作画ミスを防ぐことができるだけでなく、AIの誤解に基づく描写の「ブレ」を小さくすることもできます。例えば、長い金髪と青い目「long hair, gold hair, blue eyes」と入力したのに、たまに髪が青くなってしまうときがあります。そういうときは「blue hair」を除外ワードに入れれば回避することができます。
さらに、このルールは「何を描くか」だけでなく「どう描くか」にも適用されるため、「monochrome」を入れれば白黒画像になることを避けられますし、「colorful」なら色の数の少ない画像に寄せることができます。
プロンプト欄だけでAIに絵を描かせているうちは、NovelAIの機能を半分しか生かせていません。除外ワード欄と双方から描かせたい絵にアプローチしていくことが非常に重要です。
シード値で画像バリエーションを作る
先ほど説明した「Seed(シード値)」は何気に重要です。AIは画像生成するたびに金髪で青い目の別の女の子を創造してしまうため、同じ女の子の画像でさまざまなバリエーションを作りたい場合は、シード値を使うことになります。生成された画像左下の数字をクリックすると、クリップボードにコピーされるので、詳細設定の「Seed」欄に打ち込んでみましょう。その上で、呪文を「ベッドに寝ている」と変えてみます。
するとこのように、ほとんど同じ女の子のまま、ポーズを変更することができました。ただ、これは何枚もバリエーションを出したうち一番うまくできた画像。よく見るとセーラー服がブレザーに変わっていますし、「これビーチにいたのと全く同じ女の子か?」と言われると「うーん」な感じもします。そこは呪文をより詳しくし、バリエーションと強化を繰り返すことで、より理想に近づけていくしかありません。例えば、指定したのが「金髪」だけではポニーテールやショート、ボブなどいろいろな髪型が出てしまうので、前髪はこう、後ろ髪はこう、髪留めはこんな感じ…とプロンプト指定すると、ブレが小さくなるわけです。
同じキャラを生成するコツは顔だけ変えたい!「表情差分」を作る方法でも解説しているので、詳しく知りたい方はそちらをご覧ください。
4.エロ画像を作るには?
さて、本題に入ります。この記事の最大のポイント、エロ画像を作るにはどうしたらいいのでしょうか。
まずは「Curated」のモデルだと裸・エロ要素が弾かれていますので、「Full」にすること。さらに、最も重要なプロンプトが「nsfw」。「Not safe for work」の略で、「職場向けではない」…つまり成人向けを意味する隠語です。
では、これを踏まえた上でやっていきましょう。「モデルを「Full」にし、プロンプトを「nsfw, black hair girl, tongue out, tongue long, school uniform」(アダルト向け:舌を長く伸ばしている制服姿の黒髪少女)で生成した画像とそのバリエーションが以下のとおりです。
YATTA!
この構図は、実は「Paint new image」を使ってものすごく簡単に描いています。
笑っちゃうほど低クオリティですが、本当にこんなもんでOK。penisとかblowjobといったフェラ要素が一切入っていないのに、無数のエロイラストから学んだAIは「要するにこれが欲しいんだろ」と正解をはじき出してくれます。ポイントは、トンチキなラフを元に絵を書かせるなら「StrengthとNoiseをそれなりに上げておく」ということ。これらの値が低いと、このトンチキラフにAIが縛られて、これと同じ輪郭のトンチキ少女が生まれてしまいます。
もちろん、一発でうまくいくわけではなく、指が六本だったりすることもあるのですが、そこは「バリエーション」を増やして、たまたま生成された正解を「エンハンス」していけばOKなわけです。
無事生成された画像は、画像右下のフロッピーディスクボタン(AIの時代にフロッピー…?)で保存できますよ。
【重要】このボタンから保存すると、画像データがプロンプトやシードといったメタデータつきで保存されます。メタデータのある画像をNovelAIに「Upload」すると、その画像をimg2imgするだけでなく、プロンプトやシードを復元することもできるようになります。さらに、プロンプトが画像のファイル名になって整理しやすいので、右クリックから画像保存ではなく、必ずこのフロッピーボタンから保存するようにしましょう。
あとはちょちょいと加工すれば…
はいできあがり。十分シコいぞ!!
「handjob, souryuu asuka langley」だけでも一撃でこのレベルが出ます。アスカは超有名キャラなので、AIは苦労せず絵を描くことができます。基本的に局部は無修正で生成されるので、ウェブに上げる際は修正しましょう。
エロ呪文を発見する方法
エロ画像を生成するためのプロンプト(呪文)についても書いていきます。
※もっと詳しくプロンプトの書き方が知りたい人は【NovelAI】 エロもいける!最強プロンプト(呪文)辞典をご参照ください。
・エロ単語の探し方
エロ英単語に自信ニキも多いと思うのですが、「口内射精ってなんていうの?」とか、「騎乗位ってなんだっけ?」とわからなくなることも多いと思います。AIに伝わりやすいエロ用語はどう検索したらいいのでしょうか。
NovelAIは「Danbooru」という海外の違法転載サイトから深層学習したモデルとされています。こちらのサイトではPixivのような「タグ」が画像と紐付けられているので、基本的にAIはこのタグを元にエロ絵のなんたるかを理解しているようです。
こちらの画像のように、Danbooruで欲しい画像のタグを日本語で打ち込んでしまえば、英文での言い換えが表示され、かつ該当する画像の量もわかります。そのタグがついた画像が少なければAIも出力することができませんが、数千~数万点の画像が登録されているタグなら、十分に「どういうやつか」をAIは理解してくれます。
・ポージングや背景
エロ要素以外の指示についても、基本的には同じ方法で割り出せます。セーラー服なら「serafuku」や「sailor uniform」、ビーチパラソルなら「beach_umbrella」。視線がどこを向いているか指示したければ、「eyes」関係のタグを呼び出します。カメラ目線なら「looking at viewer」、スマホを覗いているなら「looking at phone」だということがわかります。片目が隠れている子なら「hair over one eye」ですね。
・強調するには
タグを強調したい場合は{}でくくります。angryが「ふんっ」という感じだとすれば、{angry} で「チッ」、{{angry}} で「なんだテメェ」、{{{{{{{{angry}}}}}}}}なら 「おああああああああ殺すぞボケコラカス!!!」という感じになります。逆に、特定の要素を弱めたいときは[]を使います。かっこ一つあたり、干渉度が10%増減するとのことです。
なお、このルールは除外ワード欄(Undesired Content)にも適用されます。例えば除外ワードに3dと入れるとイラストの陰影が弱くなりますが、{{{{3d}}}}と入れるとさらに陰影がなくなり、2Dイラスト調に寄せることができます。
・絵のタッチ
絵のタッチについては、「digital painting」(デジタル画)「sketch」(線画風)などと画風を指定できるほか、イラストレーターの名前を打ち込んで「誰々風」の絵を出力させることもできます。人名の後ろに「~風」を示す「style」をつければOK。例:Hayao Miyaza○i(style)
もちろん、有名なイラストレーターほどその画風が再現されやすくなります。ただ、タッチを理解して再現できる作家の数は非常に限られているので、過度の期待は禁物です。
絵のスタイルについては「comic(漫画風)」「photorealistic(写実的)」など、いろいろな指定方法があるようですので、プロンプト辞典をご参考に。「reference sheet」や「three views from front, back and side」「costume setup materials」などと打ち込むと、三面図やキャラクター設定画のような画像を生成することもできます。
プロンプト応用編
以上のテクニックを応用して、「黒髪人妻バニーガールのガン睨みカメラ目線ほっぺた膨らみひょっとこフェラin暗い部屋」をAIプロンプト翻訳すると、「nsfw, {{:>=}} ,fellatio, oral, sunken_cheeks, black hair mature_female, semen, condom, with playboy bunny, rabbit ears, {{{{angry}}}} , looking at viewer, in dark room」となりました。これで生成したのが以下の画像です。
モザイクを加えた以外は生成したそのままです。おおむねこちらの意図を再現できているのではないでしょうか。
ポージングだけは思い通りにならなかったので、例によってお絵かきしておき、それを元にStrength高めで高精細な人妻バニーさんを出力してしまえば、あとはバリエーションを広げていくだけでこれができます。ポージングを指示しない段階でできたのはこんな感じ↓
これは背骨が折れてしまってますね。バリエーションを何度か回すか、マグニチュード強めでエンハンスを繰り返せばもっと自然にできると思います。指や腰、ひざなど関節系がおかしい画像はそこそこ頻出するので、まあ運次第だな~と眺めながらポチポチgenerateしてます。
人妻(MILF)系のが出ると思ったんですが、意外とロリっぽい感じのが生成されたりもします。※大半の閲覧者は人妻の顔が気になって、しっぽに耳が生えていることに気づかない
5.好みの画像を生成するコツ
Anlasを節約しながら、できるだけ好みの画像を生成するコツもだんだんわかってきました。最初は「小さい画像を多く」作って、それから「大きい画像を慎重に作る」にだんだん移行させていくのがポイントです。
まず最初はイラストの構図、キャラの特徴や服装、背景を指定して、一番小さいサイズの画像をいくつも生成します。この中から思い通りのものが見つかったら、それを今度は「Edit image」でSaveし、元画像にします。今度は、最初のプロンプトの代わりにタッチを指定します。イラストレーターの名前を組み合わせたり、スケッチ風やコミック風、デジタルイラスト風などと指定することで、さきほどのイラストを好みのタッチにすることができます。
・「Masterpiece」って必要?
「masterpiece(傑作)」や「 best quality(最高品質)」といったイラストの質感を指定するプロンプトを入れると、比較的画質の良いものが安定して生成できます。「add quality tags」という画面右側の詳細設定にあるボタンは、この2つをデフォルトで入れてくれる便利機能。ONになっていれば、傑作+最高品質の2つのプロンプトが常に発動している状態にりますが、より強調したい場合は{{{{masterpiece}}}}などとあえてプロンプトで指定することもできます。
6.AIが得意なこと、苦手なこと
延々NovelAIをいじって分かってきたことがあります。それは、AIは「連作」と「既存キャラのピンポイント指定」が苦手ということ。ユーザーの意図をプロンプトからふんわり読み取ってイラストに再現することは大得意でも、「全く同じキャラ&服装でこの構図を描いて」というのは難しいようです。シード値を使っても、服装や顔立ちが微妙に一枚一枚異なってしまうので、特にAIだけで漫画を描くのはまだまだ大変ですね。
上の図は、同じひょっとこフェラ呪文でバリエーション作成したアスカの画像。アスカの画像は学習元が超豊富なので、どちらも1枚だけ見るとそれなりにアスカに見えますが、絵柄が微妙に異なります。同じ作品中で絵柄が分散してしまうと、不自然に見えてしまうんですね。
逆にいうと、キャラクターが誰でも良いなら、構図や表情、プレイ内容といったシチュエーションだけが同じエロ画像を大量に作るのは大得意です。同じキャラが再登場しなくても不自然でないような設定のCG集…例えば「1枚完結で1クラス36人分のオリジナル美少女たちのひょっとこフェラ画像を並べる」みたいな作品なら、プロンプトさえ整えば余裕で大量生産できる可能性があります。
また、手間が掛かる漫画背景なども大得意です。アシスタントが一生懸命手書きしていた「夜の大都市・俯瞰見開き」なんかも簡単に出力できそうですね。作家が漫画を全ページ手書きしていた時代は、まもなく終わりを告げるのかもしれません。
7.よくある質問(FAQ)
Q.なぜか乳首が出ない(乳首が謎のシールで隠される)
A.NAI Diffusion Animeの設定でfullが選ばれていないか、プロンプトにnsfwが入っていません。nippleが除外ワードになっていないかチェックを。
Q.◯◯(エロシチュ)が出ない
プロンプト辞典、もしくは狙ったエロ画像が生成されないときの「コツ」を参照のこと。
※まだまだ発見されていないエロ呪文は多いです。「自分がまだ知らない魔法の呪文を入れたら確実にそれを出せる」というのは誤りで、マニアックな注文ほどAIは理解できないため、たくさんの呪文で間接的に理解させる必要があります。例えば、「dogeza」は理解しないので、「顔は地面に向いている」「四つん這い」「脚は畳んでいる」「顔は見えない」「後頭部が見える」などと細かく指定して姿勢を近づけるしかないのです。
Q.「AI丸出し」の顔立ちになるのを避けたい
QualityTagをONにしたり、何も考えず{{{masterpiece}}}をプロンプトに入れていると、同じような「masterpiece顔」のハンコ絵になりがちです。ときにはQualityTagをOFFにして、別のタッチを試してみましょう。
Q.再現されないプロンプトがある
プロンプトは全体の量が多くなるほど、一つあたりの再現度が低くなる=ガチャ要素が高まります。さらに、後ろのほうのプロンプトほど再現されにくくなっていきます。「プロンプトの再現漏れ」を避けるためには、絶対に必要な要素を{}を使って強調し、間違えた要素の絵が出てくる場合はその要素を除外ワード欄に入れてミスを回避しましょう。絶対に必要ではないプロンプトは思い切って削除することも重要です。
頼んだものを一度も出してくれない場合や、頼んでいない要素が毎回出る場合は、プロンプトのスペルが間違っていませんか?glassesとgrassesを間違えると、メガネっ娘じゃなく植物が出てきます。
Q.複数のキャラでプロンプトが混ざる
男を黒髪、女を金髪にしたいのに、逆になったり両方金髪になったりしがちですよね。{{{black hair man}}},{{{gold hair girl}}}とプロンプト指定で強調するだけでなく、除外ワード欄に{{{black hair girl}}},{{{gold hair man}}}などと入れて取り違えを避けましょう。
なぜこういうことが起きるのかというと、AIは「形容詞と名詞の組み合わせ」をそれぞれ強く意識はするものの、絶対に守らなければならない組み合わせだとは考えていないから。「black」「hair」「man」「gold」「hair」「girl」というそれぞれバラバラにしたプロンプトを基に、「できるだけセットになる確率で生成するね」という発想だという解釈が近いようです。
Q.ネガティブプロンプトとかUCって何?
どっちもUndesired Contentのこと。このブログでは除外ワード欄と呼ぶことが多い。
Q.指の数がおかしい、手の形がおかしい
「missing fingers」などのワードを除外することで多少は避けられるが、本質的にAIは手の描写が大の苦手。何度もガチャるしかないが、正直素足を避けるか、手が映らない構図にしたほうがベター。
Q.StepsとScaleはぶっちゃけ何が正解なの?
デフォルトはSteps=28、Scale=11。Stepを27にすると必要Anlasが1減るのでオススメ。基本的に、Stepsは少ないとボンヤリ、多いほうがシャープな絵になり、35前後で飽和する(それ以上上げても変わらなくなる)。Scaleは多いとプロンプトを忠実に再現しようとするが、そのぶん作画崩壊しやすくなるため、「求める絵が出力されるギリギリの範囲でできるだけ少ない方がよい」と覚えておこう。
Q.過去の履歴からプロンプトとかSEED値を持ってくるのがめんどい
カーソルを過去の出力履歴の画像に合わせて
SHIFT+左クリック=SEED値が現在の欄に入力される
CTRL+左クリック=プロンプトとStepとScele値が現在の欄に入力される
SHIFT+CTRL+左クリック=全ての値が再現される
Q.NAIって?
NovelAIの略
Q.t2iとかi2iって何?
t2iは「Text to Image」。プロンプトのみで画像を生成すること。
i2iは「Image to Image」。ある画像を基に、プロンプトによって新しい画像を生成すること。
Q.特定の作家や作品のタッチがうまく再現できない
NAIはそっち方面ではなく、「できるだけハイクォリティで注文通りな絵を描くこと」に特化したモデル。海外を中心に、既存作家のイラストのみをAIに学習させて同じタッチの絵を再現する試みが進んでいる。NAIにはNAIなりの得意不得意があるので、二次創作特化のAIが出るのを待とう。
Q.無料で生成する方法はない?
NAIは現在、有料プランのみです。
Q.高性能なPCじゃないとダメ?
生成はNAI側で行われるので、ネット環境さえあれば高性能なグラボなどは必要ありません。タブレットやスマホからでも問題なくイラスト生成ができます。
8.おわりに
以上、「超簡単!NovelAIでエロ画像を描く方法まとめ」でした。いかがだったでしょうか。最新作画AI「NovelAI」の威力と恐ろしさが味わって頂けたのではないかと思います。次回は元画像を指定した「image to image(i2i)」での作画や抜けるプロンプトなどについて説明していく予定ですので、よろしければまた覗いてみてください。
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ちなみに、上の画像のプロンプトは「nishikigi chisato and inoue takina, on the beach, wearing swimsuit, {{smile}}, looking at viewer」です。エヴァのアスカはほぼアスカが出力されるんですが、まだリコリス・リコイルはAIには早かったようです。指先にいたるまで版権絵で自由な画像を手に入れたい場合は、やはりコイカツ!が一番!(宣伝)
それでは皆さん、よきAIエロ作画ライフを!賢木でした。
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