【第二章】妻の変化
咲希が倉田の元で働くようになって、既に2カ月が経過していた。家にいたころは露出の控えめな服装を好み、同級生の結婚式のときでさえ派手な化粧をすることがなかった彼女だったが、今は人が違ったように派手な格好で外を歩くようになった。薄手のブラウスにタイトスカート。普段履いたことのない柄の入ったストッキングに、ビジネスには不釣り合いな高いヒール。大きくあいた胸元からは、光の加減によってはかすかにブラジャーの色がうかがえそうだった。課の女性はみな眉をひそめ、一方男たちはみなすれ違いざまにさりげなく妻の胸をのぞき込む・・・そうした蠱惑的な服装だった。
【第一章】工藤夫婦
「ああっ、翔太さんっ♥ イイッ、気持ちいいよ、もっとしてぇっ♥」
ギシギシと軋む安普請のベッドの上で、最愛の妻、咲希が喘いでいた。午前一時。ほぼ毎晩繰り返しているこの夜の営みに、翔太が飽きることは決してないといってよかった。ヌメヌメとあたたかい愛妻の恥部を陰茎全体でかきまわしながら、彼は妻の体を抱きしめ、今日も正常位でたっぷりと射精した。
【序章】
全フロアの掃除と電球の付け替え作業を全て終えた工藤翔太は、今日も定時の十五分前に退社した。妻が「職場」から帰ってくる前に、早く部屋の準備をしなければいけない。今日も午後五時すぎの列車に駆け込み、ようやく一息をつく。まだマンションに着くまでは三十分以上も時間があるというのに、彼はもう陰茎が甘く勃起して、スラックスの下で貞操帯に締め付けられているのを感じていた。
【終章】工藤夫婦の堕落
こうして、慎ましく平和な家庭生活を送っていた工藤夫婦は、倉田修一という男の手によって、それぞれの享楽的かつ堕落した人生に身をやつすことになった。
【第27章】終わる世界?
「あー今日は外暑かったですー。お客さん、あたし指名してくれたの初めてですよね?こういうお店、よくいらっしゃるんですかー?」
咲希は固まっている僕を無視して室内にあがりこみ、持っていたブランドもののバッグをテーブルに置いた。ぱたぱたと汗ばんだ体をあおぎ、にこにこと笑う。その笑顔は家でぼくと過ごしていたころと何もかわらないというのに、その体は以前とは全く異なり、男の性欲を処理するためだけに存在するとしか言いようのない、あさましい姿になっているのだ。僕に断りもせずにバッグから煙草を取り出し、慣れた手つきで火を付けた咲希の前で、僕はがっくりと肩を落とした。
【第26章】終わる世界?
聞き慣れた駅のアナウンスとともに、ホームに電車が滑り込んで来た。金曜の夜8時。車内にはこれから飲みに繰り出す会社員や、学校帰りの学生たちで賑わっている。僕は扉付近の鉄棒によりかかって、股間の勃起を周囲に悟られないよう前屈みになりながら、もじもじとしていた。すぐ隣には可愛らしい女子高生が1人、つり革につかまって立っており、胸元をかすかにのぞかせながら電車の揺れに身を任せている。じわじわと股間を熱くさせている僕は、何度自らを戒めても、どうしてもその子の体を舐め回すように見てしまうのだった。いったい何日分たまっているのか、オナニーを禁じられた体は僕の精神を支配し、しじゅう変態的なことしか考えられないみじめな男にしていた。
【第25章】終わる世界①
20XX年夏。
いま、ある特殊な性癖を持つ者たちの間で、ひとつのブログが密かな評判を呼んでいた。一般的メディアなどには決して露出することはないそのブログは、「寝取られ趣味」を持つ者たちに向けたアダルトブログだった。はじめから1日あたり1000PVを超えるブログなどごくごく稀だというのに、そのブログは開設からほんのわずかな間で、日に1万ページビューという数字をたたき出す有名ブログに成長していた。
「ある男が、会社員の夫婦を徹底的に洗脳して支配下に置き、およそ信じがたいような変態的行為をさせては証拠の写真つきで報告する」―そんなスタイルで更新されるこのブログは、アダルトサイトのランキングをわずかな期間で駆け上り、いまや大型匿名掲示板でも複数の専門スレッドが立つほどにまでにネットユーザーの間で知れ渡っていた。
当初からのファンは、そのブログの前身が「変態さくらの調教日記」という小さなSM系ブログだったことを知っている。現在のそのブログは、ただ短く、「エスの世界」といった。
【第24章】変態さくらの寝取られ日記③
カーテンが閉め切られ、陽の光が差しこまないリビング。ぼくは時間が経つのも忘れて、この猥雑なブログに見入っていた。ディスプレイが放つ無機質な光を顔に反射させ、マウスを握る手をわずかに震わせながら、およそ信じられないような内容の「日記」を読み進めていく。ブログのなかの日付は、すでに開設から2カ月分が経っていた。
「寝取られフェチ」という性的趣向があることを、僕はこのブログで初めて知ることになった。知らない間に配偶者や彼女を他の優秀な男に密かに寝取られ、陰で蔑まれることそのものに興奮する男たち。そんなインモラルな性向が存在することに当初慄然としたが、いつしかぼくは股間をパンパンにいきり立たせ、夫を裏切り悦楽に浸る「さくら」の一挙一動に、身を焦がすような悦びを覚えていた。僕には間違いなく、寝取られMの属性が備わっていたのだ。
【第23章】変態さくらの寝取られ日記②
★夜のお仕事♪ ―20XX年XX月XX日
今日はさくらの普段の生活について書いてみようと思います。
常連さんはご存知かと思いますが、さくらは日中、S様の秘書としてのお仕事をしています。S様に一日同行して、過密なスケジュールの調整をしたり、必要な書類の準備をしたり。仕事の合間にはお疲れのご主人様にお口でご奉仕をさせていただいたり、会社内では人の目を盗んで、空いた会議室でラブラブHをしたりしています。
わたしがS様の秘書をしていることを、実は夫も知ってます。夫はS様のことが嫌いみたいですが(余りにクラスが違いすぎるからでしょうが、男の嫉妬って醜いですよね)、月数十万円の高額支給をちらつかせたら、意外とあっさりOKしてくれました。もちろんさくらが実は上司とラブラブで、仕事をするふりして会社でいろんなことをしてるなんて全く気づいてませんけどね(笑)
お金欲しさに妻を売ったことにも気づかないなんて、哀れなひとですね。もちろん、今は夫よりさくらのほうが高収入。上司の秘書よりも低収入なんて、ほんとに情けない男。大嫌いです。
【第22章】変態さくらの寝取られ日記①
■はじめまして 20XX年XX月XX日
ネット上の変態のみなさま初めまして、わたしは神奈川県在住の22歳の人妻、さくらと言います。このブログでは、わたしさくらがグズで低収入の寝取られM夫を裏切って、とってもお金持ちで巨チンのご主人様「S様」に身も心も寝取っていただく過程をみなさまにご報告していきたいと思います。このブログはもちろん大好きなご主人様のご命令で作成しております。さくらのすけべな写真や動画もどんどんUPしていくそうなので、さくらでいっぱいザーメン抜き抜きしてくださいね♪【コメント:23件 トラックバック:0件】
【第21章】目覚め
ぼくは、長い長い夢を見ていた。現実との境目がわからなくなるくらい、際限なく続く夢の繰り返し。よく覚えていないが、記憶をそのままリプレイしたようなリアルな夢もあり、全くありえない荒唐無稽な夢もあったと思う。幸せなものもあれば、陰鬱なものもあった。咲希とした初めてのデートや、大学の卒業式の夢。会社で働いているだけの夢。咲希との結婚式の夢。延々と営業成績をなじられる夢。何者かに追われて刺される夢。咲希に浮気され、捨てられる夢。
上下左右の感覚もなく、ふわふわと漂うような感覚がいつまでも続いた。ときおりふっと現実に戻され、見慣れた寝室の天井が目に入った気がしたが、またすぐに意識は途切れた。現実と夢想のあいだを行き来する旅はとてもつらく、長い長い責め苦だったことだけを覚えている。
【第20章】人妻改造手術
前回に引き続き、本章では寝取られ夫のかつての愛妻、工藤咲希の末路について述べたい。彼女は倉田の出張に同行すると偽って、寝取られ夫よりもしばらく前からこのマンションで生活していた。この一ヶ月あまり、倉田によって徹底的な肉体改造を施された彼女の姿は、「健全な精神は健全な肉体に宿る」のまさに真逆を体現しているという他ない、不倫女の不道徳な内面を映し出すような卑猥なものとなっていた。倉田によって暴かれた、彼女のすけべで尻軽な本性。それを周囲にひけらかすかのような現在の容姿は、彼女がたったひと月で、身も心も倉田の「性欲処理嬢」に堕ちたことを如実に示していた。
【第18章】調教結果
「夫はグズで、包茎で、低収入の早漏男です。咲希は情けない夫を裏切って、たくましくてとっても素敵なエリートの修一さんの彼女になりたいです」
「夫は情けない包茎です。頭が悪くて出来損ないの女以下のクズです。修一さんみたいな素敵な方のチンポで寝取られて咲希はとっても幸せです」
「修一さん愛してます。修一さんの女にしてください。好きなだけ咲希とえっちして、いっぱい気持ちよくなってください」
「夫の包茎チンポは全然気持ちよくありません。臭くて、汚くて、細くて、修一様のとは比べ物にならない赤ちゃんみたいな粗チンです。もっと気持ちいい、本当のオスのセックスを咲希に教え込んでください」
「咲希は夫の目を盗んでする不倫セックスが大好きな変態になりました。今晩も咲希のえっちなおまんこに、修一様のぶっといおチンポ下さいませ」
「咲希は修一様の命令ならなんでも聞きます。整形でも豊胸手術でも、修一様がして欲しいならなんでもします。今日もいっぱいズボズボしてください」
「あ、あの・・・あのグズが帰ってくる前に、もう一発ハメていただけませんか?今日はゴムもしなくていい日なので、もっと忘れられなくなるくらい生でどぴゅどぴゅしていただきたいんです・・・」
「ねェ、早くぅ・・・修一ぃ、早くオチンポしよう?もう今日は半日もハメてなくて、咲希のおまんこぐちゅぐちゅになっちゃうよぅ・・・」
【第17章】変わる意識
咲希が倉田のモノに堕ちてから数週間が経った。翔太は妻の変化に気づかぬまま、倉田の命令で毎日遅くまで残業に精を出している。倉田による咲希への洗脳はある意味で新たな段階へと進行していたが、妻の微細な変化にすら頓着しない彼が、そのことに気づけるはずもなかった。
彼の妻は既に、メール一本で尻尾を振って彼氏のチンカス掃除にやってくる下品なメス豚と化している。かつては無能な夫にかいがいしく尽くしていた健気な彼女も、いまや変態セックスや高級ブランド品をえさにケツを振る淫乱女に堕ちた。鼻にかかったいやらしい声でカルティエの新作時計をおねだりしながら、じゅぼじゅぼと肉棒をしごきたてる姿はまさに娼婦か愛人そのもの。「風俗に通いつめている夫を助ける」などという小細工で咲希を操る必要は既になくなり、倉田はいよいよ彼女の洗脳に熱を込めていた。