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【第19章】調教結果報告

最終更新:2010/05/24 20:47 │ 【小説】工藤夫婦の堕落 | コメント(0)
【第19章】調教結果報告

 20XX年初夏。工藤翔太が上司・倉田修一とおぞましい契約を交わし、妻とともに彼のマンションで異常な生活を始めてから、既に約束の1ヶ月がすぎていた。この1ヶ月間、工藤夫婦に施された洗脳・改造は単なるフェチシズムの域を超え、完全に倉田が満足するためだけに行われる人権無視、隷属化といった様相を呈してきていた。工藤翔太という会社員「だった」男は、徹底的な洗脳や毎日投与される薬のため、まさに寝取られM奴隷に相応しいみじめな「人間以下」に堕落。継続投与をやめれば正常に戻りうる範囲とはいえ、精神の遅滞化も社会的生活が難しいほどに進行していた。かつてその妻だった咲希という女性も、倉田の趣味本位で全身に手術やピアッシングなどによる卑猥な改造を施され、さらに下品な体の持ち主となった。以前の夫婦関係は完全に崩壊し、「倉田>咲希>翔太」という絶対的ヒエラルキーのもと、マンション内の閉じた世界では今日も異常な生活が営まれていた。

ハニカム  ハニカム

 まず、かつて工藤と呼ばれた「寝取られ夫」(以降、彼のことは便宜上この名称で呼びたい)のこの一ヶ月の変化から述べたい。彼の下半身は間断なく続けられる「逆トイレトレーニング」により、完全に尿意をコントロールできないレベルに幼児化した。かつて愛した妻に指一本触れることも許されない生活を余儀なくされ、最近は発情した犬のように興奮し、ところかまわずオナニーをしたがるようになったが、彼の陰部には常に鳥かごのような南京錠つきのペニスケースがはめこまれており、自分の手で慰めることは不可能になっている。少年のようにかわいらしかった仮性包茎の陰茎は、男性ホルモンやヒアルロン酸などの連続投与によりぼってりとした肉虫様に変貌をとげているが、その包皮口には太いピアスが取り付けられ、用を足す以外には使いみちのない滑稽な器官に改造されていた。断っておくが、寝取られ夫に施されたこれらの変化は倉田が面白がるためだけになされたもので、一切実用的な意味はなかった。


 「あら、またお漏らししちゃったの?おむつの前の『おもらしお知らせサイン』の色が変わってるわよ。今度はどっちのおしっこ?」
「す、すみません・・・また奥様のすけべな体を視姦して、奴隷ザーメンを沢山射精してしまいました」
「ダメでしょ、おむつを代えられているあいだは赤ちゃんなんだから。言葉遣いもまだ覚えられないなんて、ほんと低能な糞ブタは困るわ。オナニーも一人でできないグズの癖に!ほら、もう一回言ってごらん!」
「お・・・、おちんちんおっきくして、恥ずかしい白いおしっこぴゅーぴゅーしてごめんなちゃい・・・あっあっ、また白いおしっこがいっぱいでちゃいまちゅ・・・」
「翔太ちゃんは何ちゃいなのかなー?」
「3ちゃいです・・・」
「はーい、よくできたわね。ほら、ご褒美に白いおしっこ、ぴゅーってしていいわよー。はい、ぴゅーー」

ビュグッ!ビュググッッ!


  寝取られ夫は倉田と契約を結ぶ直前から、妻により日常的に薬を混ぜ込まれた食事を口にしていた。精神を遅滞させ、依存性と催淫効果、多幸感などを引き起こすその規制薬剤(欧米では『pink』という俗称で密かに流通しており、人身売買の温床になっているとして問題視されている)により、彼の判断力は次第に衰え、記憶もあいまいになり、常に熱に浮かされたような感覚で日々を送っているのである。もちろん、正常な判断力があれば応じるはずのない奴隷契約に軽々に応じたのも、この薬剤の効能によるところが大きかった。主人と妻だった女性に虐げられ、肉体を意味なく改造されては笑われるみじめな生活を送りつつも、彼はどこかぼんやりとした幸福感に包まれていた。彼の人生の喜びは、既に「ご主人様や奥様にかまって頂くこと」「ケツ穴を開発していただくこと」「もっと男として役に立たない体に改造されて、お二人に嘲笑されたい」「射精管理をされ、惨めな生活を送りたい」といった常軌を逸したものになっていたのだった。

 余談だが、寝取られ夫が現在の「妻」として愛用していたオナホールはあまりの短期間に酷使されたために2週間ももたずに亀裂が入り、使用不能になった。そのことで彼はさんざん咲希に叱られ、軽蔑され、股間をふみにじられ(もちろん興奮して何度もおむつの中に射精した)、罰としてチンポに触れることを今後一切禁止された。そのかわりとして、現在彼は咲希が「新しい彼氏」として買い与えたアナルディルドーを溺愛しており、激しいケツ穴オナニーに精を出す毎日である。せっかく大きく肥大したチンポは一切使い道がないため、すっかりアナル専門の変態奴隷になった彼は、アナルオナニーに加えて女装趣味も覚えるようになった。最近はセーラー服やメイド服を着せられては咲希にペニスバンドでケツを掘られ、目線の修正が粗い写真をマニア向けブログに投稿されるのが彼の日課だ。このブログは同性愛者やSM趣味のものたちに一部カルト的な人気を博しているようで、倉田はもっと寝取られ夫の女性改造を進め、いずれ彼のファンを集めて輪姦させようとほくそ笑んでいた。

 「おっおっおっ、ケツ穴気持ちいいっ!奥様のおチンポでケツ穴ファックされるの最高です!」

パンパンパンパンっ!

「キモいんだよ、この変態っ!メイド服着てケツ犯されるのがそんなにいいの?男の癖に自分でケツふっちゃって気持ち悪いっ」
「奥様申し訳ありませんっ、あっあっ、ザーメンでます!奥様に犯されておむつに一杯出します!もっとパンパンしてッ!あたしのおまんこ突いてっ♪」
「おむつはちゃんと口で掃除するのよ?あとでまた動画をブログにアップしておくからね。ほらイキなさいっ!いけッ!いけッ!変態マゾッ!」
「いっちゃうっ!いっちゃうぅ・・・女の子になっちゃうぅッ!」

ドビュッ!ぴゅっぴゅっぴゅう~ッ!!


  ちなみに彼の現在の食事は毎食「人間用のドッグフード」である。M男に健康を害さずSM調教を受けさせるために狭い世界で流通している商品で、犬用の銀皿に盛られたこれにミルクや倉田たちの残飯を乱雑にかけたものが寝取られ夫の毎日のエサである。咲希が優雅な朝食を食べている横で「待て」をされ、皿の上に「かー、ぺッ!」と汚いツバを吐きかけられてから食事の許可を与えられるのがマンションの日常風景だ。倉田にかまってもらえない咲希の嫌がらせで、時折倉田のザーメン入りのコンドームなどを混入させられることもあるが、彼はむしろ奥様にかまってもらえて自分は幸福だと好意的に感じているようだった。


 彼はまだ知らない。彼の精神を支配している薬剤の助けがなくなったとき、彼は否応なく残酷な現実に戻らなくてはならないことを。妻も家も社会的地位も奪われ、肉体も精神も人間以下にされた男が「正気に戻ること」の恐怖を。

(了)
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