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綾香 -中年親父のモノにされた僕の彼女-【下】

最終更新:2010/06/15 00:30 │ ブログ記事 | コメント(0)
262 名前:128nTr2xxU [sage] 投稿日:20XX/06/21() ID:N14TrJys

それからのことはあまり思い出したくありません。僕はしばらく出て行けませんでしたが、ついに我慢できずに駆け出して、榊原邸の裏に回りました。裏側はマンションになっていましたが、敷地内を横切って入っていくと、家の間際まで寄っていくことができます。


「これは犯罪だ。立派な不法侵入だ」


「榊原はただの警察官でなく、かなりの幹部だぞ。気づかれたら大変なことになる」

「ひょっとしたら赤外線センサーだって設置しているかもしれない。すぐに警官が大勢やってくるかも…」



 そんな考えも頭をよぎりましたが、そのときの僕は無我夢中で、自分の行動を止めることが出来ませんでした。垣根やボイラー器具のあいだを身をよじって「侵入」していきます。しばらく進むと灯りの付いた掃き出し窓が見えました。カーテンがかかっていますが、ごくわずかに中をのぞくすき間がありそうでした。僕は完全に息をとめ、じりじりと一歩ずつ、忍び足で窓ににじり寄っていきます。


ハニカム  ハニカム


(ぱん、ぱん、ぱん・・・)

 窓まであと1メートルほどに迫った、そのときでした。手と手をリズミカルに打ち合わせているような不審な音と、耐え難い苦痛を与えられているような女性の悲鳴が、僕の耳に飛び込んできたのです。一瞬いぶかしんだ僕でしたが、すぐにその音の正体に気づきました。部屋の中から外にまで聞こえてきたのは、肉のぶつかりあういやらしい音と、僕の婚約者の、いままで聞いたことがないほど艶めかしい嬌声だったのです・・・。

  

 


271 
名前:128nTr2xxU [sage] 投稿日:20XX/06/21() ID:N14TrJys

「あんっ!やんっ!課長、課長~っ!綾香のおまんこ、また広がっちゃう!やんやんっ!変態ぃっ!ああんっ!」

 

パン!パン!パン!パン!

 

「綾香のマンコは俺のものだから、俺のサイズにしてやるんだよ。オラ、もっとケツを使えと教えただろうが!」


「ああん、ごめんなさい・・・うふっ、こうですかぁ・・・?やぁん、中でこすれてすっごい気持ちいいっ」


「二人のときはちゃんと名前で呼べよ・・・妻とはもう離婚したんだから、もう好きなだけ家でセックスできるぞ」


パンパンパンパン!


「やん
あん、あんっ、英孝さ・・・あん・・・あっやだっ、止めちゃやだっ」


「ほら、ちゃんとオネダリしてみろ、綾香」


「ああん・・・綾香のぉ・・・綾香のキツキツおまんこを、英孝さんの極太チンポでぇ、いっぱい広げて下さいっ


「ふふふ、可愛いぞ、もっと言ってみろ・・・」


「綾香はダメな彼氏と別れて英孝さんの愛人になりますぅ
毎晩好きなだけ綾香のおまんこ調教して、すけべな女の子に改造して下さい・・・ンおおおっ!あっはあああン!あん!ああっ!嫌っ!気持ちいい――ッ!」


パンッパンッパンッパンッ!

 

272 名前:128nTr2xxU [sage] 投稿日:20XX/06/21() ID:N14TrJys

「オラッ!綾香、あっちのビデオで撮ってるぞ!カメラ目線でケツを動かしてみろっ!」


「あん、あん、あああああんっ!気持ちいいです!気持ちイイですうっ!バックで犯されてるやらしい綾香を見て!いっぱいオナニーしてえっ!」

 

・・・。

 

 室内から聞こえてきたのは、そんな最悪な会話でした。僕は息を潜めながら、目に涙があふれてくるのと同時に、強烈に勃起しているのを感じました。僕の綾香が、いますぐそこで汚いスケベオヤジに犯されています。僕が望んでいたような、仕事をタテに脅されているような雰囲気は、そこには全くありませんでした。カーテンの裾の下からのぞくと、すぐ数メートル先で綾香が犯されているのがわかりました。

 先ほどの男が全裸になって、バックから綾香の小さなお尻を押さえつけ、ガンガンと乱暴に腰を動かしています。男の浅黒い肌に比べて、シミ一つない綾香の肌がとても白く美しく見えました。ショックなのは、綾香も彼の律動のタイミングに合わせて、あたかも彼のチンポを喜ばせるように腰を打ち付け、快感を誘っているような動きをしていたことでした。僕とのセックスでは、彼女があんなことをすることはなかったのに。そもそも、正常位以外で僕とつながったことなどなかったのに・・・。

 

 無理な体勢でなんとかのぞき込むと、部屋の一角には小学生の運動会に並んでいるようなカメラセットが設置され、セックスの一部始終を録画しているようでした。綾香はそちらを向き、嬉しそうにピースサインを送りながら、一心不乱にケツを振って「榊原」に奉仕しているのでした。

 

272 名前:128nTr2xxU [sage] 投稿日:20XX/06/21() ID:N14TrJys

 よく見ると、綾香はさきほどの艶めかしいデザインのワンピースを着ていませんでした。そのワンピースは、僕の数メートル先の床に、無造作に落ちています。でも、彼女は何かスカートのある服を身につけている様子でした。姿勢を変え、目をこらして、綾香が今着ている服が何かわかったとき、僕はつぶやいていました。

 

「ああ・・・嘘だ・・・」

 

彼女が着ているのは、大学時代に彼女が所属していたチアガールのサークル衣装だったのです。黄色のベースにオレンジのラインが入った、ミニスカートの衣装。その下には、もちろん下着は着けていません。綾香はあれほど大切にしていたチアの衣装を身につけたまま、スカートを乱暴にめくりあげられ、醜い裸の親爺に好き勝手におまんこの感触を楽しまれているのでした。あたりにはいまも、パンパンとケツが揺れる生々しい音が響いています。

僕は大学時代、何度か彼女の演技を見に行こうとしましたが、恥ずかしがりだった彼女は「ヒロ君は絶対に来ないで!」と顔を真っ赤にして怒ってしまいました。一度、せめて家で着て見せてくれと言ったこともありましたが、「大事な衣装だから、汚すといけないし」と言われてしまったので、ぼくはこれまでチア衣装を着ている綾香を見る機会はなかったのです。


 まさか、こんなところで、こんな形で目にすることになるとは。ぼくは爪が食い込むほど拳を握りしめて、「榊原」への殺意を強めました。絶対にこの汚い親爺を殺してやると、そのとき誓いました。

 

 

281 名前:128nTr2xxU [sage] 投稿日:20XX/06/21() ID:N14TrJys

 「オオッ!綾香、今日も中に射精すぞォっ!」


「えっ!だめっ!あん、あんッ!今日はだめな日なのっ!今日出されたら赤ちゃん出来ちゃうっ!ダメ、だめええっ!」


グポッ、グポッ…!


 「ほっ、じゃあ辞めるか?ここで辞めてもいいんだぞ?」



 「あん・・・やだあっ、止めちゃやだあ・・・ああん、だめえ・・・中で、中でもいいからぁ・・・止めないでえ・・・」


「中で何をしてもいいんだ?ちゃんとカメラに向けて言ってみろ」


「ひ、英孝さんにザーメン生射精されても・・・いいですう・・・」


「ほぉん?どうしていいんだ?自分でケツを動かしてるじゃないか」


「やだあ・・・意地悪しないでえ・・・うふっ、綾香はあ・・・英孝さんにいっぱい中だしして貰って、赤ちゃん孕んでも構いませんっ
綾香を子宮まで犯して、英孝さんの愛人にしてください、っああああああああ~きた、きたああっ、チンポきたのおっ!」


パン!パン!パン!パン!


 「うはは、俺のザーメンで子どもが出来たらどうするんだったかな?んん?」


 「ああっ、ああんっ、いっま、いま、綾香が付き合っている、だっダメでグズなフリーターのっ!ヒロくんの、子どもってことにしま、すうう!ああん、もっと犯してえ!ヒロくんと偽装結婚して、英孝さんの赤ちゃん産ませて下さいっ!あっああああああああああイクッ!いくいくいくイクうっ!綾香イキます!あ、あり、ありがとうございますぅっ!」


「イクぞ、綾香っ!生だしするぞっ!ウオオオオオオッ!」


 「いやああああああっ!気持ちいいっ!いっちゃうう!ああん、ああああんっ!」


 どびゅ、どびゅうううううううううう!ビュグッ!ビュグ、ビュグッ!

 

 

283 名前:128nTr2xxU [sage] 投稿日:20XX/06/21() ID:N14TrJys

 ・・・そんなふうにして、彼らのセックスは終わったようでした。僕は部屋の外でその一部始終を聞きながら、途中からズボンを下ろしてオナニーをしてしまっていました。自分の彼女が犯されているすぐ横で、息を殺してするオナニーは最悪に屈辱的でしたが、同時に最高の快感をもたらしてくれました。そのかわり罪悪感はいつもの数倍で、自分の手の中に出た少量の精液を見ながら、僕は自殺したくなるほど、自分を軽蔑したものです。僕は中で犯されている小柄な女性の、婚約者なのです。どうして自分の愛する婚約者を他人の汚い親爺にいいように犯されて、その横でみじめにオナニーをしているのでしょうか。

 

 それからの流れも最悪でした。榊原と綾香はまるで恋人同士のように抱き合い、長いディープキスを交わしていましたが、しばらくすると綾香は彼の前にひざまずき、ちゅうちゅうとそのペニスを吸い始めました。「よしよし、お掃除フェラも上手になってきたな」と榊原が話していたので、彼が綾香に教え込んだのでしょう。綾香は手を使わず、口だけで彼の陰茎をしゃぶっています。最後にちゅぽんっ!と音をたてて口からチンポを抜くと、綾香はティッシュでていねいに拭いてやっている様子でした。僕とのセックスとは大違いです。これがいつもの彼らの「セックス」なのでしょうか。榊原と綾香はしばらくベッドに横たわり(僕のいる位置からはよく見えませんでしたが、その部屋はベッドルームのようでした)いちゃいちゃとしていました。年の差は優に20歳以上はあります。それなのに、そんな親爺にまるで恋人同士のように接している綾香に、僕は絶望しました。甘えるような声で仕事の「ネタ」をもらえるようせがんでいる綾香。彼女は男の汚い乳首をぺろぺろとなめながら、おねだりをしている様子です。僕はそんなことしてもらったことはありません。本当に鬱です。

 

 

285 名前:128nTr2xxU [sage] 投稿日:20XX/06/21() ID:N14TrJys

 しばらく休憩したのちも、彼らの性交渉は続きました。僕と「2回戦」をしたことのない綾香が、何発も親爺とのセックスを楽しんでいる姿には本当にショックでしたし、そのたびに勃起してハァハァとのぞき込んでいる自分の情けなさにも嫌気がさしました。綾香はそれから2回、榊原に生で射精され、榊原の命じるままに汚いケツの穴まで丁寧に舐めさせられ、ベッドの上でがにまたになって尻を振らされるストリップのまねごとまでさせられ、頭をつかまれて犯される乱暴なフェラチオ(イラマチオというものだと僕はあとで知りました)で1回は口内に、1回は可愛い顔にドプドプと大量のザーメンを射精され、しかもその全てをビデオに撮影されていました。

結局その夜、僕は朝までそこに座っていました。オナニーは全部で3回しましたが、3回目には液体はほとんど出ませんでした。5回目の射精でも、大量のザーメンを綾香の顔にまき散らすことのできた「榊原」とは大違いです。精力ですら、僕はあの男に勝てないようでした。

 

295 名前:128nTr2xxU [sage] 投稿日:20XX/06/21() ID:N14TrJys

 そのあとのことは、ここに書いてもあんまり面白くないのでかいつまんで書きます。僕は朝、綾香が出てくるまで待って、家から数10メートル離れたところで声をかけました。彼女はあのエッチなワンピースを着ていましたので、驚いてしどろもどろになっていましたが、僕が携帯を見たことを告げると、ついに観念したようでした。彼女が話したのはこんな内容でした。

 

297 名前:128nTr2xxU [sage] 投稿日:20XX/06/21() ID:N14TrJys

ごめんね。ヒロくんには黙ってたんだけど、半年前のバレンタインデーのときに、さっきの課長とえっちしちゃったんだ。あのときは、次の日の朝に大きな事件がありそうだったんだけどね・・・他の会社はもう取材しおわってますって感じだったのに、あたしだけ何にもわかんなくて。上司にも「どうなってるんだ!出来損ない!カス!」ってめちゃくちゃ怒鳴られて、会社追い出されて。それでもう何にもわかんなくなって、気付いたらあの家の前にいたんだ。

ピンポン押して、出てきた課長に土下座して。何回も何回も教えて下さい、お願いしますって言った。そしたらいきなり課長に、「今晩寝てくれたらネタをやる」って言われたの。それが最初。それまでは、ほんとに浮気とかしたことなかったよ。いまも、ヒロくんのこと、好きだよ。

そのときはフェラしてる写真とか、セックスしてるとこの写真もたくさん撮られた。「ピースしろ、それが強姦じゃない証拠になるから」って言われたの覚えてる。ああ、この人は警察官なんだなあ、でもこんなことするんだなあって、そう思った。

それから、ネタが取れないときは課長にセックスしてくださいってお願いしにいくようになって・・・それからは仕事はほんとに簡単だった。いろんな刑事さんの家にいってね、玄関先でノーパンでスカートめくるの。そうすると、ほとんど何にも言わずに中入れてくれて、一回したら、何でも教えてくれるんだ。

他の新聞社の同期の子たちも、こういうのみんなやってるみたい。この国のマスコミじゃそれが「普通」で、ずっと昔からそれが続いてたんだって。この国の特ダネって、全部そうやって取ってきてるんだって。裸で土下座させられて靴の裏なめさせられて、それから「ありがとうございますありがとうございます」って何回も言わされながら玄関で犯されたこともあった。その刑事さんに「よくやるよな、絶対俺の娘はマスコミに入れないわ」って笑われて、すごく悲しかった。記者になるの、夢だったから。

 毎日特ダネとって、それまでが地獄だったから、夢みたいだった。でも、すぐに上司には何であたしがネタ取ってくるか、わかったみたい。課長からあの日の写真をどうやってか貰ってきてね、「これは内規問題になる。バラされたくなかったら、今夜から俺の家にも来い」って。それからは夜回りの先がどんどん増えたよ。

あたし、会社の記者クラブでも毎日犯されてるんだ。記者の仕事なんてほとんどやってない。ベテランの先輩記者が帰ってくると、クラブで体操服とか、スクール水着とか、そういう格好で待ってるの。それで、1000円とか貰って、やらしい台詞言わされながらフェラしたり、おまんこに指入れられたり。1000円でもちゃんとお金貰ってるから、これもあたしの有責売春になって、強姦罪にならないんだって。

あは、みんな事件のプロだから、何でも知ってるよね。100円で生中だしされたこともあるよ。・・・ヒロくんも久しぶりにする?

 

 

298 名前:128nTr2xxU [sage] 投稿日:20XX/06/21() ID:N14TrJys

 綾香はいつもと変わらない普通の顔をして、そんな話をしました。僕は黙って、全部聞いていました。初めのうちは手が震えるほどの怒りを感じていましたが、殺意を向ける対象があまりにも多すぎて、「絶対に殺してやる」と思う気持ちがぼんやりとしていくのを感じていました。彼女は課長だけでなく、会社でも、仕事先でも、股を開いて仕事を貰ってきていたのです。100円で体を売る、風俗嬢以下の売春婦になっていたのです。僕は激しく鬱になりながら勃起していましたが、どうしても彼女のことを許せませんでした。

 

「ごめん。もう、いいよ」

 

 そんな言葉しか言えなかった気がします。よく覚えていませんが、僕はその場で彼女に別れを告げて、先にアパートに帰ってきました。

彼女はその日の夜も帰ってきませんでした。きっと、どこかの刑事の家で、昨日と同じようなことをしていたのでしょう。次の日の昼、彼女は戻ってきましたが、僕とほとんど会話を交わすことはありませんでした。二人で住んでいたアパートは僕の名義で借りていたので、彼女は荷物をまとめて、その日のうちに出て行ってしまったのです。

出て行く直前、「ヒロくん、ごめんね。最後にお口でしよっか?」と言われ、僕は本当に心が揺り動かされましたが、「ううん、いいよ。もう会わないから」とだけ、言いました。これが最後でした。僕は彼女の親と、僕の親双方に申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、どちらにも事の真相は話しませんでした。

 

 

300 名前:128nTr2xxU [sage] 投稿日:20XX/06/21() ID:N14TrJys

 

 数日経って、アパートのポストに手紙が入っていました。綾香からでした。内容は、僕が期待したようなものとは程遠かったです。最初のうちは「ごめんね」「許して」「出来心だったの」という言葉が連なっていましたが、次第に内容は自己弁護的になり、「課長も本当はいい人」だとか、「ヒロくんよりずっと大事にあたしを抱いてくれたから、離れられなくなっちゃったの」とか、僕をむなしくさせる言葉ばかりが書いてありました。彼女は家で待つ僕よりも、歯が浮くようなせりふを並べる汚い親父たちの言葉に浮かれ、簡単に股を開いていたのです。

 

「ヒロくんは絶対コンドームをしないとあたしとしてくれなかったけど、課長は生で犯してくれて、『産んでいいぞ』って言ってくれたの。とっても嬉しかったよ。あたし、本当はヒロくんにそう言って欲しかったんだ」

 

 ・・・そこまで読んで、僕は手紙を破り捨てました。ゴミ箱に投げ捨てて、おいおいと泣きました。僕の何がいけなかったのか、どうすれば綾香はこんなふうにならなかったのか、今でもわかりません・・・。

 

 

301 名前:128nTr2xxU [sage] 投稿日:20XX/06/21() ID:N14TrJys

 みなさんも電車の中吊り広告で読んだかもしれませんが、それからしばらくして、綾香の記事が週刊誌に載りました。「○○新聞社社会部の女性記者、体で特ダネを取っていた!」「捜査一課長、スキャンダルで異例の更迭」「官舎で夜な夜な行われる変態パーティ、画像や動画がネットに流出」。毒々しいフォントで、そんなセンセーショナルな見出しが踊っていました。僕はもう打ちひしがれ切っていたので、そんな記事を読んでも特に何も感じませんでしたが、それから数週間して、綾香がセックスしている生々しい動画がネットに流れているのを見たときは、さすがに落ち込みました。画面の中で犯されている綾香が着ていたのは、うちの大学のチア衣装だったからです。間違いなく、僕が尾行したあの日に撮影されたものでした。

 

 綾香のそれからのことはよく知りません。共通の友達から聞いた噂では、新聞社を退職したあと夜の世界で働くようになり、キャバ嬢、ソープ嬢、デリヘル嬢と順当に堕ちていったということです。数年前、歌舞伎町を歩いていたときに一度よく似た女性を見かけましたが、けばけばしい化粧をして煙草を吸いながら、見るからに豊胸手術をしたとわかる巨乳を露わにして歩いていた彼女と綾香が同一人物だったのかは、今となってはわかりません。

 

最後になりますが、「四宮綾香」は仮名です。少し変えれば彼女の本名になりますが、わかる人はあんまりいないでしょう。僕はあれから女性不信になり、どんな清純そうな女性をみても「陰では色んな男とおまんこしてるんだろう」「あの女はいくらで体を売るんだ」と、そんなことばかり考えてしまうようになりました。

 

彼女は今もいません。これからも、たぶん出来ないと思います。

 


(完)

 

 

 

【本作はイオの書いた創作小説です。実在の団体、警察、事件とは、なんら関係がありません】

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