【イリュージョン新作】デモムービーの内容と考察

イリュージョンHP更新！リアル系最新タイトル「プロジェクトI」のデモンストレーションムービー公開！ぜひHPにてご覧ください！※「プロジェクトI」が次回新作になる予定ではございませんのでご注意ください。 https://t.co/QM8opE1mnP #プロジェクトI #illuon pic.twitter.com/dTbK9vgFPh
— イリュージョンオンライン (@illusion_online) 2019年1月18日

イリュージョン公式で新作リアル系タイトルのデモンストレーションムービーが公開されました。「プロジェクトI（アイ）」と表記されており、頭文字がIから始まるタイトルになるのかもしれません。無人島が舞台のようなので、「アイランド」のIかも？

ムービーで最初に表示される無人島のカット。無人島とは言えドア、配電盤らしきもののある廃墟が見えるので、かつて人の手が入った場所なのでしょう。左上には「REC」の表示があり、撮影中のカメラ画像であることがわかります。

画面奥の扉から姿を現し、カメラに近づいてくる黒髪ロングヘアの女の子。何かを探すように左右を見渡した後、カメラに気付いて撮影を止めます。髪の毛の揺らぎや質感、白いワンピースの透け感が非常にリアルですね。肩周りの髪の束が腕や肩に鑑賞して自然に垂れ下がる様子が美しく表現されていました。

画面は切り替わり、海岸や島内の様子が少しだけ映し出されます。

さきほども廃墟が写っていましたが、こちらも人が居住していた廃墟の様子。全体にごくノスタルジックでエモーショナルな雰囲気のムービーです。

この「共に寄り添い、暮らしていく」という表現からすると、過去作品の「人工少女」シリーズのようなムードの作品なのでしょうか。ハニーセレクトやコイカツのようなキャラメイクとセックスに主眼をおいた作品ではなく、「無人島で少女と一緒に過ごすシチュエーション」を楽しむ体験的作品という印象を受けました。キャラメイク自体をばっさり落とすということは今更やらないと思うのですが、カスタム要素をなくして純粋にシチュエーションを楽しむタイトルということもありえなくはないかもしれません。

本年中の発売を匂わせたところで２分ほどのムービーは終了です。

ごく短いムービーで情報も少なめなので考察というほどのこともできませんが、性を主眼にしたハニーセレクトやプレイホームといった製品ではなく、どちらかというとプレステVRの「サマーレッスン」のように、少女とのコミュニケーションを楽しむ全年齢向けゲームという印象を受けました（もちろん18禁要素はあるのでしょうが）。推測ですが、イリュージョンはこれまでも「東京ゲームショウ」やUnityカンファレンスイベント『Unite』に出展したりと、アンダーグラウンドでニッチな成人向け業界からもっと広い世界に飛躍したいという企業としての長期的視野を持っているように感じられるので、本作はそうした成長への第一歩となる作品にしたいということなのかもれません。

公式ツイートにあった「プロジェクトIが次回新作になる予定ではございませんのでご注意ください」という一文も気になりますね。「必ず次回の新作になるというわけじゃなく、間に何か出すかもよ」という趣旨なのかもしれませんが、普通に受け取れば「現時点の予定ではこれは次回作ではない」と読めます。大きなタイトルはトゥーンシェーダーとリアルシェーダーを交互に出してきたイメージがあるので、コイカツの次はリアルシェーダー作品だろうというのがファンの大方の見方だったと思うのですが、はてさて。

もう一つ気になったのが、今回のリリースが非常に海外ユーザーを意識したつくりになっているという点。公式アカウントがムービーを載せたツイートの直後に、同内容の英語版ツイートをしていることもそうですし、公式サイトに載せられたムービーにも英文で「この予告編はイリュージョンによってリリース予定でリアルシェーダータイトル『プロジェクトI』のデモンストレーションムービーです。このタイトルの開発を始めたばかりなので、コンテンツについての質問にお答えするのは難しいかもしれません。今後のニュースにご注目ください」と書かれています。イリュ作品が海外で非常に多くのファンに（多くは違法に）遊ばれていることは周知の事実ですし、前作のハニセレでは「Honey Select Unlimited」という海外版タイトルを出して収益化を図ろうという動きもありました。ともあれ、海外への販促を「現時点では次回発表の新作ではない」というツイートと合わせると、やはり開発開始したばかりのタイトルなのでとりあえずユーザーの反応を見たい、というところなのでしょうか。

このブログをご覧の皆さんには「やはりか」と言われそうですが、個人的には全く食指が動かないタイトルです。今後のニュースリリース次第ですが、現在の購入確率2％くらいでしょうか。僕はイリュージョンのゲームをキャラメイクとスタジオ撮影のツールだと思っているので、いたしかたないといえばいたしかたない。いまイリュージョンに言いたいことと言えば「本っ当に無人島好きだなあんたら…」ということくらいでしょうか…。昔Sexyビーチプレミアムリゾートという作品がありましたが（自粛）

まあそんなわけで、プロジェクトIのデモムービー紹介と考察でした。ツイッターの皆さんのリアクションを見ていると、「イリュージョンが日の当たる世界に羽ばたいてゆくことをあまり誰も期待してはいないぞ」ということがまざまざと伝わってきて良い感じですね、はい。

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