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【第6章】奴隷調教1週目「入門編」

最終更新:2009/11/19 13:10 │ 【小説】工藤夫婦の堕落 | コメント(0)

【第6章】奴隷調教1週目「入門編」

 



 「東京都港区○○5-○-×にあるマンション9Fの部屋に22:00に来い。その階に部屋はひとつしかないから、エレベーターを降りればすぐにわかる」

 

 倉田からのメールはすぐに届いた。仕事で命令を下すときと同じ、端的でそっけない文章だった。

 

「誓約書にあるとおり、いまからシャワーを浴び、陰毛や脇毛など全身の毛を処理しろ。それから夕食を取ったあと、同封してあるピンクの栄養剤を2粒飲め。飲むのは毎食後だ。もうひとつ入っている液体の薬剤だが、あとで静脈注射の方法を指導する。明日からは一人でやれ。そのほか、封筒に同封のものは全て持参するように」

 


ハニカム  ハニカム

 書かれてある通りの行動を、ひとつずつこなしていく。迷いは、ないとは言えない。ただ、ぼくはもうこうするしかないのだ。シャワーを浴び、貧相な体を鏡に映した。これから奴隷としての最初の行動を、ぼくは取る。陰毛をはさみで短く刈り込み、かみそりを入れるのにたっぷり20分は躊躇しただろうか? ふだんはひげを剃るために使っているシェービングフォームを付け、片足を上げて小便をする犬のようなポーズで、僕は陰毛を剃り取っていった。もともと小中学生とあまり変わらない僕の局部。毛を完全にそり込むと、鏡に映る僕の体はとても成人男性とは思えない少年のような仕上がりになった。下腹部から肛門に至るまで、全く毛の生えていないつるつるとした体。違和感のあるさわり心地にも、まったく現実感が感じられない。

 

「俺のことはこれから『ご主人様』、咲希のことは『奥様』と呼ぶように。お前にもう人権はない。マンションに来るまでのあいだに誓約書をよく読み込んでおけ。分かっていると思うが一切口答えはするな。あとでわかるが、言葉遣いは早く身につけたほうがお前のためだ」

 

言われたとおり、封筒に同封されていたピンク色の錠剤を水道水で流し込む。市販薬のようなきちんとしたパッケージにも入っておらず、薬品名もなにも書かれていない小さなビニール袋に小分けにされた錠剤の表面には、似つかわしくないハートのマークが刻印されていた。倉田が用意したこれがただの栄養剤のわけがなかったが、もはや僕に一切の選択権は存在しないのだ。

 

「今夜から1カ月、お前は俺のマンションで暮らして貰う。咲希と仕事を完全に奪わないかわり、みっちり俺と咲希の奴隷として仕込んでやる。基本的に外出は禁止だ。着替えなどはこちらで用意するから、お前は封筒と運賃だけを持ってタクシーに乗ればいい。仕事については心配するな、明日から一ヶ月は問題なく休めるよう手は打ってある」

 

 

 仕事が1カ月も休める。茫洋とする意識のなか、僕の不在は会社でどのような扱いになるのかふと気になったが、すぐにどうでもいいこととして打ち消された。どうせ、倉田がうまく処理するのだろう。今はそんなこと、考えてもしょうがないことだ。倉田のメールは、以下のような末尾で終わっていた。

 

「今の段階で伝えることは以上だ。ついでに教えてやるが、俺が飼っている夫婦奴隷はお前たちのほかに数組いる。みな幸せそうにしているから、お前は何も怖がることはない。全ての準備をして、マンションへ来い。以前より、ずっとお前にふさわしい生活が待っている」

 

*  *  *

 

「本当に来た!ねえあなた、本当にチンポの毛、ちゃんと剃ってきたのぉ?あはっ、早く見せて~!」

 

「まあ落ち着けよ咲希・・・さて、お早いお着きだな奴隷君。咲希もこういっていることだし、さっさとそのみすぼらしい服を脱いでくれ。財布を持ってきたか?免許証や社員証も預かっておくぞ」

 

 僕は倉田のマンションのリビングで、倉田と咲希・・・いや、『ご主人様』と『奥様』と対峙していた。余裕のある間取りに、一流の家具。豪華なソファに倉田は深く腰掛け、ひじをついて僕をじろじろと眺めていた。倉田はカジュアルなシャツ姿だったが、ソファの後ろから彼に媚びるようにしなだれかかる咲希は、乳房と陰部がそのまま露出するような卑猥なショッキングピンクの下着と、黒のストッキングだけを身につけていた。久々に見る妻の体。下着からはみだした性器には、僕と同じく一切の陰毛がなかった。

 

「聞こえなかったか?早く服を脱げ」

 

僕は服を脱ぐよう求められ、一瞬躊躇したのち、そのとおりにした。妻だった咲希の前ではともかく、上司であり、男である倉田の前でひとり服を脱ぐのには、まだ抵抗があった。

 

「お前の服はそこのゴミ箱に入れておけ。1カ月のあいだお前に服なんて必要ないんだからな・・・そう、そこの箱だ。・・・ほっほお、こりゃ本当に短小包茎というのがふさわしい、可愛らしいチンポだなァ!毛を刈られて恥ずかしそうにひくひくしてるぞ?クハッ!」

 

「わァ、本当につるっつるにしてきたのね♪包茎のグズ男にしてはちゃんとできていい子じゃない!ほら手で隠さないで、ご主人様に恥ずかしいところをちゃんと見せるのよ」

 

 二人の視線が股間に集中し、ぼくは無意識にそれを両手で隠してしまった。普通なら怒りに通じるべき屈辱が、今はぼんやりとした恥ずかしさしか感じられない。タクシーに乗ったあたりからあまり思考がまとまらないのは、家を出る前に飲んだ倉田の薬のせいだろうか。そういえば、さっきから股間がじんじんと熱くなってきた気がする。

 

「チンポを見せろ」

 

倉田の命令。なぜかそれに従うことが甘美なことのように思えて、ぼくはなぜかぼんやりとした笑顔を浮かべると、手のひらで隠していた下半身を二人に露出した。

 

「そう、両手は頭の上。中腰になって。覚えておくのよ、『チンチン!』って言われたら、わたしもあなたもそのポーズを取るの。これがご主人様のかしこい奴隷になる最初のレッスンだからよく覚えておいてね」咲希が満足そうに笑う。

 

「おっ、包茎チンポがだんだん勃起してきたぞ?ほら、さきっちょが出てきたじゃないか。翔太くんは見られて嬉しい変態なのかな?こりゃM奴隷の資格十分だな!」

 

屈辱的な体勢を求められ、僕はおどおどとしながらもそのとおりにした。またを開き、中腰で大きく股間を前に突き出す。

 

「クハハハハッ、どうした工藤、ずいぶんと言うことを聞くじゃないか。ああ?大事な咲希を寝取られて、俺が憎らしくないのか?ン?それとも・・・もしかして、これから始まる奴隷生活が楽しみでしょうがないんじゃないのか?え?返事をしろよ」

 

 「・・・はい」

 

 「はいじゃわからないでしょう?ちゃんと誓約書通りにきちんとしなきゃ、いつまでも一人前の奴隷になれないわよ」

 

 奴隷になどなりたくない。いまひとつ集中できない頭で口答えをしようと試みたが、意識はまとまらず、言葉にならなかった。僕はいったいどうしてしまったのか。倉田はソファに座り直し、にやりと笑う。

 

 「まあいい。翔太くんにはこれからきちんとした俺の奴隷になってもらう。最初は言葉遣いの調教からだ。咲希も同じようにして受けてきた『授業』だから、きちんとやるんだぞ。おっと・・・そのポーズをいつやめていいといった?お前は何をするにも『なになにしてよろしいですか、ご主人様』と聞くんだ。わかったな・・・わかったな?」

 

 「わかったな、って言われたら『わかりましたご主人様』っていうのよ」

 

 「わかりました、ご主人様」

 

なめらかに口から出た言葉に自分でも驚いた。自分の中には、もうプライドというものがほとんど残存していないようだった。最愛の妻を寝取った相手に服従する喜びなど、誰が理解できるだろうか?僕は異常なのだ。異常な僕には、異常な生活がふさわしい。へらへらと愛想笑いをしながら、僕はかわかむりのチンポを半勃起させ、二人の前につきだしてぷるぷるとふるわせていた。

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