【コイカツ】オールインワンMOD「HF Patch」を徹底解説（2022年最新版v3.13で解説）

無修正化や大量の自作髪型・衣装・アクセサリを含む各種MOD、公式パッチ（キャラデザ強化パック＆ CHARA STUDIO、VRパッチ）がほとんど網羅されている、海外ポータルサイト「HF」発の大型パッチMOD。このパッチの登場で、コイカツのMOD界隈の状況は大きく様変わりしました。

illusionゲーをやっているとよくあるのが「ネット上で入手したキャラカードを読み込んだら、正しく表示されなかった」というトラブル（多くが作成者の使用しているMODを導入していないのが原因）ですが、このパッチの最新版を導入した環境であれば、かなりのキャラカードが問題なく表示されるようになります。

ただ、多種多様な効果を生じる超大量のMODを一気に導入する性格上、「思ってもみなかった動作をするようになったが、どのMODのせいでその現象が起こったのかわからないので、どうすれば元に戻せるのかも分からない」…といった事態に陥ることが必至です。例えば、ゲーム起動時の「コ・イ・カ・ツ♪」という音声が訳の分からない奇声に変更されてしまい、どこをいじれば直るのかわからないとか、スタジオ画面で何かのキーを押したら不意に謎の作業画面が表示されてどうやっても消せないとか、そういった困りごとですね。本記事では、できるだけそういった現象を解決できるように、導入される機能を一つ一つ解説していければと思っています。

【注意！】コイカツ！とコイカツサンシャインは互換性がありますが別のゲームです。HF Patchもそれぞれ異なるので、サンシャインにコイカツ用のHFPatchを導入しないよう注意してください。

目次
１．HF Patchってどんなもの？
２．注意点もたくさん
３．HFPatchで導入されるMOD一覧
４．HF Patch for Koikatsu v3.13導入方法
５．HF Patch for Koikatsuの使い方
６．おわりに

HF Patchってどんなもの？

　これまでのMODは基本的にダウンロードしてきたファイルをそのまま「Koikatu」フォルダに上書きして使用するものが多かったのですが、現在は拡張子が「～.zipmod」の凍結ファイルをそのままフォルダ内に入れるだけで適用できる「zipmod形式」が主流になっています。上書き形式は一度適用するとフォルダ内の構成が改変されてしまうので元に戻しにくいのですが、zipmod形式ならそのzipmodを削除するだけで元の環境に戻すことができますし、ファイルの配布自体もかんたんというメリットがあります。HFPatchはこうした主要なzipmodファイルを大量に・まとめて・一度に導入できるオールインワンパッチで、アップデートや削除もかんたんに行うことができる神MODなのです！（※初心者にわかりやすく『MOD』と表現しましたが、厳密には『MOD群一括導入ツール』という方が近いでしょうか）

　ネット上で配布されているキャラカードはUp主のユーザーごとに使用MODが異なるため、ウキウキで召還しても想像していたのと全く異なる物体が表示される悲劇が起きがちです。必要なMODをいちいち調べて広大なネットの海から探し出すのもおっくうですし、既に配布終了しているケースも多発。配布する方もいちいち「靴下はこのMOD、髪型はこのMOD」と指定しなければなりませんでした。それがこのHFパッチの登場によって、ほとんどのキャラカードに必要なMODを一発で揃えられるようになり、バージョン違いによる齟齬も解決、配布側も「MODはHF Patch v.〇〇を使用してます」と示すだけでよくなりました。MOD利用者の多くが導入している便利なプラグインも網羅しており、これを導入するだけで「コイカツMODありバージョン」を一発で遊べるような夢の詰め合わせセットとなっています。

注意点もたくさん

　ただ、安易に導入する前にいくつか理解しておかないといけない注意点があります。下記をよく読んで理解していただいた上で、導入するかどうか決めていただくことをおすすめします。

（１）適用するならバニラ環境からやり直すのがおすすめ

既にBepinEXなどを適用してMODを導入している「koikatu」フォルダにいきなりHFpatchをインストールすると、バージョン違いや競合でさまざまな不具合が生じる恐れがあります。また、「アフタースクール」などのアペンドディスクなどを先に適用した後にHFPatchを導入しておく必要もあるので、きちんと動く環境を手に入れるまでにはそれなりに手間がかかります。おすすめの導入方法は後述しますが、「UserData」などの重要フォルダをきちんとバックアップした上で、バニラ環境からもう一度コイカツフォルダを構築し直したほうがベターです。

（２）ファイルサイズが非常に大きく、動作も重い

大量のMODを一気に導入するわけですから、当然ストレージ自体を圧迫しますし、スペックの低いPCですと動作がかなり重たくなる恐れがあります。※ちなみにHFパッチを導入する際に適用するMODを選ぶことはできますし、導入後にいらないMODを削除することも可能ではあります

（３）他MODとの競合の恐れ

HFパッチに入っていないMODももちろんあるので、必要であれば自分で導入する必要があります。ただ、HFパッチとの相性で正しく導入できない可能性もあり、ゲームを通常通りプレイすることが難しくなるケースもままあります。もちろんそうした事態はMODで遊ぶなら必ずついてまわる問題ではありますが、後述するとおりトラブルに強い環境を構築しておいて、問題が起きた場合はすぐに戻せるようバックアップをこまめに行いましょう。

（４）初心者には導入しやすいが、理解しにくい（予期しない現象が多発する）

もしかするとこれが一番大きな問題かもしれませんが、MOD初心者でもここに書いてあるとおりに導入すれば問題なく利用できるかわりに、中身が膨大すぎてどのMODがどんな動作を可能にしてくれているのか全く理解できない事態を招きかねません。何かのキーに触れてMODを起動してしまったが、これが何のMODなのか、どうやってもとに戻すのか全くわからない、といったことも起きるでしょう。衣装や髪型の導入だけならさほど問題はありませんが、特になんのためにあるのか理解していないプラグイン系のMODの導入しすぎには注意しましょう。

「絶対に入れておきたいおすすめMODまとめ」には、HF Patchを使わずに自分の選んだMODを手動で導入していく方法（主にBepinEXを使います）も記載されています。できれば、最初はそちらでMOD導入の仕組みを学んでからHF Patchに進んだ方が、予期せぬトラブルに対処できるようになると思います。

（５）MODを全部導入すればカードを必ず読み込めるわけではない

先程も書きましたが、HF Patchはあくまで「MOD群一括導入ツール」です。つまり、一括導入した後に個別に不要なMODを削除することもできますし、更にMODを追加することもできます。キャラカードの配布者さんと同じver.のHFパッチを導入すればかなりの確率でキャラカードを再現できるようになりますが、MODの構成が100%一致するわけではないので、足りないMODを個別に探し出す必要がある場合もあります。配布者さんは使用MODを書き添えていることが多いので、衣装や体が正しく表示されない場合はそれを頼りに再現方法を探すしかありません。HF Patchはカード再現を格段に容易にしてくれますが、万能ではないのです。

（６）マグネットリンクからしかDLできない

HFパッチは非常に大きいファイルですので、通常のリンクからではなく、マグネットリンクと呼ばれるファイル共有のための情報が書かれたリンクからDLする必要があります。よって、導入にはトレントソフトの導入が不可欠です。トレントソフト自体は違法ではありませんが、それを使って違法ファイルのやりとりにも使われるソフトですので、抵抗感がある方はご遠慮ください。

これらを理解した方のみ、下記のインストール方法をご覧ください。※以降の説明は2022/1/01現在の最新版であるv3.13に準拠しています。

HFPatchで導入されるMOD一覧

HFPatch（v3.13）に同梱されているMOD一覧と簡単な解説は以下の通りです。一部は「絶対に入れておきたいおすすめMODまとめ」で詳しく解説しているので、ぜひそちらも合わせてご覧ください。太字は私が個人的に欠かせないと思っているMODです。

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【MOD基本構造関連】

・ BepInEx：プラグインMOD利用に必要な基本的フレームワーク。これがないと始まらない

・ MessageCenter：画面左上にMOD関連のログメッセージが表示されるようになる。

・ ConfigurationManager：コンフィグ関連のプラグイン作動に必要。設定画面の右上に追加される「Plugin / mod settings」というボタンから関連プラグインを操作可能に。

・ KKManager：MOD管理・アップデート用プラグイン

・ IllusionLaunchers：ランチャー（ゲーム起動画面）をカスタム

【プラグイン詰め合わせ】

・ BepisPlugins：主要プラグインMOD（↓）の詰め合わせ。

・SliderUnlocker　キャラメイク時のスライダーを限界突破
・Screencap　スクリーンショット機能を拡張する
・IPALoader　IPAプラグインを読み込むことが出来る。
・BGMLoader　デフォルトBGMの差し替え機能。チュートリアルはこちら
・ColorCorrector　F6キーで画面エフェクトのブルームとLUTのON・OFFを切り替えられる。
・DeveloperConsole　F12キーで開発者用のデバッグメッセージを表示できるようにする。
・DynamicTranslationLoader　翻訳プラグイン。日本人は不要
・InputUnlocker　キャラクターの名前の入力制限を解除する
・Sideloader　Koikatu/modsフォルダにある「zipmod」を読み込み可能に

【無修正化関連】

・ KK_UncensorSelector：無修正化MOD。

・ Sideloader Modpack - KK_UncensorSelector：無修正化MODが参照する中身。

・ Tongue Texture v1.1 + Outline Fix：舌テクスチャとアウトラインをカスタム

【各種MOD】

・サイドローダーModpack：キャラメイクで使える髪型、服装、アクセ、体のパーツなどを大量に追加。HFpatchの主要要素。

・サイドローダーModpack（studio）：スタジオで使用できるアイテムなどを大量に追加。非常に重い。

Modpack-マップ：スタジオで使用できるマップを追加。非常に重い。

・サイドローダーModpack（Animations）：フリーHとスタジオに新たなHモーションを追加。

・ KK_ClothingUnlocker：キャラメイクで違う性別用の服装も選択できるようになる。

・ KK_HairAccessoryCustomizer：キャラメイク画面で髪アクセサリの操作項目が増え、自由度が増す

・ KK_MaterialEditor：キャラメイク、スタジオでマテリアルコントロールができるようになる（解説）

・ KK_StudioImageEmbed：スタジオのシーンデータにカスタムファイルを埋め込んでくれる。MODでカスタムしたシーンデータを他者に共有できるようになる。

・ MoreAccessories：アクセサリの制限を解除

・ KKABMX：キャラメイク画面に操作項目を大量追加（解説）

・ KK_Pregnancy：妊娠要素を本編、キャラメイク、スタジオに追加。スライダーでお腹の膨らみを自由に調整可能に

・ Koikatsu Overlay Mods：服装や肌のオーバーレイ（表面のテクスチャ）を操作できるようになる。肌に直接落書きをしたり、服の模様を自由にカスタム可能（解説）

・ KK_SkinEffects ：スタジオのキャラの状態欄に、発汗や涙、ぶっかけ、破瓜の項目を追加。

・ KK_InvisibleBody：スタジオでキャラクターボディを非表示にし、服やアクセサリのみを表示できる。厚みを操作すれば、脱ぎ捨てられた服や靴を表現可能に

・ KK_AnimationController：スタジオでカスタムアニメーションを作成できるようになる

・ NodesConstraints：スタジオでギミックやルートとキャラを連動させることができるようになり、自作のキャラアニメを製作可能に。

・ KKPE：スタジオに「KKPE」ボタンが追加され、IK・FK操作を補助してくれる。おっぱい・髪型・スカートの調整がIKモードのまま可能に。

・ KK_StudioSceneSettings：スタジオの「エフェクト設定」を大量に追加。

・ KK_MoreAccessoryParents：アクセサリを親子付けできる部位が増加。

・ [moderchan] Add Pose：キャラメイク画面でできるポーズを追加。（ポーズリストの読み込みが多少遅くなる）

・サイドローダーModpack-修正：一部の公式コンテンツへの修正

・ KK_ListOverride v1.0 +ハーフオープンパンストフィックス：

・ KK_StudioSaveWorkspaceOrderFix：スタジオのワークスペースリスト内でアイテム順序を操作可能に

・ KK_StudioReflectFKFix：現在のポーズをFKに反映させられる

・ KK_InputHotkeyBlock：文字入力中にプラグインのホットキーが作動するのを防止？

・ IllusionMods / HideAllUI.Koikat：スペースキーを押せばインターフェースを一発で非表示にできる

・ CharaStateX：スタジオ内の複数のキャラの状態を一括編集可能に

・ KK_ReloadCharaListOnChange：キャラカードがフォルダに追加・削除されたときに、キャラメイク画面のカードリストを同時更新してくれる。

・ LiquidExtension：精液のテクスチャを腕や一部の手袋に反映できるように

・ KK_MaleJuice：男性キャラの精液テクスチャを有効に

・ Smaller Heart Pupil：アヘ顔時のハート目をより自然に（❤部分を50%小さく）してくれる

・ KK_SFW：18禁要素を排除した家庭向けモードを実装

・ KK_QuickAccessBox：すべてのスタジオアイテムを名前検索できる窓を実装（LeftCtrl + Spaceキーで呼び出し）

・ KKUS：検索ボックス、スタジオ、キャラメイクを改善

・ KK_MakerSearch：キャラメイク画面に服装・アクセの検索ボックスを実装

・ IllusionDragAndDrop.Koikatu：エクスプローラからゲームウィンドウにキャラカードやシーンのpngをドラッグするだけで読み込める

・ KK_BrowserFolders：キャラカード、シーン選択画面にフォルダ要素を実装

・ KK_PoseFolders：スタジオのポーズリストにフォルダ要素を実装

・ KK_ClothesLoadOption：コーディネートカードの一部のみ選択してロード可能に

・ KK_BetterColorPicker：キャラメイク画面の色選択画面で、マウスポインタが指しているところの色合いを選択できるように。お手本画像の色をそのまま使いたいときに便利

・ KK_CharaMakerLoadedSound：キャラメイク画面を呼び出してロード完了したときに音が鳴る

・ KK_StudioSceneLoadedSound：スタジオシーンのロード完了時に音が鳴る

・ KK_StudioObjectMoveHotkeys：スタジオでT 、Y、U、Iのホットキーを追加し、アイテムを操作できるように

・ KK_FKIK：スタジオにFK＆IKモードを追加

・ TitleShortcuts.Koikatu build 136：設定可能なホットキーをF1で表示できるメインメニューに追加

・ KK_GamepadSupport：本編xinputゲームパッドとキーボードの矢印キーのインターフェイスサポートを追加

・ KKVMDPlayPlugin：スタジオでMMDアニメを利用できるように。Ctrl + Shift + Vを押して起動

・ VideoExport：高品質の動画を書き出せるプラグイン。Ctrl + Eを押して起動。

・ KK_Ahegao：少女を3回イカせてから50％以上の速度でHすると、目が❤のアヘ顔モードになる。

・ Super Outdoor Sex：一部の公式マップでHできる場所を増加させる

・ RealPOV.Koikatu + KK_StudioPOV：POV（主観ビュー）要素を追加

・ Koikatsu：Become Trap：男性キャラメイク画面で「トラップ」にマークすると、本編で女の子から不平を言ったり、逃げたりされず更衣室やトイレに入ることができる

・ KK_EyeShaking：ONにすると、初夜のHシーンで処女キャラの瞳が震える効果

・ KK_NightDarkener：「夜」のHシーンをより暗くする

・ KK_LewdCrest：本編のコイカツ部員に淫紋を表示、H中に膣内射精アニメーションを追加

・ KK_MoanSoftly：Hシーンでのキャラの呼吸を抑え、興奮が高まるにつれて自動的に大きくなるよう変更

・ KK_ExperienceLogic：女性キャラが膣のみ、または肛門のみのH経験でステータス取得可能に

・ KK_MoveMapFromCharaList：本編でキャラリストからマップ移動できるように

・ KK_WarpToCharacters：本編中、名簿から当該キャラクターに簡単にワープ可能に

・ KK_MobAdder：本編にモブキャラを追加

・ KK_Pushup；おっぱいの形がブラの影響を受けるようになる。つまり、着衣だとそれなりだが脱いだらスゴイ「着やせキャラ」にさせることができる。

・ KK_ForceHighPoly ：本編中、学校内でもキャラクターが高精細に表示されるようになる（当然重くなる）

・ GraphicsSettings：ゲームのグラフィック設定の項目を追加

・ KK_MakerDefaults：キャラメイク画面を開始した際のデフォルトのポーズ、顔の表情、背景タイプなどを変更する。

・ KK_Colliders：床、胸、手、スカートにコライダー（めりこみ防止判定）を追加する。

・ ClothingStateMenu：キャラメイク画面やHシーンで、衣装の着脱状態を細かく操作可能に。

・ HeightBar：キャラメイク画面でキャラの身長をセンチメートルで測定可能に。

・ KK_RemoveToRecycleBin：カードの上書きセーブで誤ってカードを失う事態を防止

・ CharacterRandomizer：キャラメイク画面にランダム選択要素を追加。

・ KK_UniformUniforms：本編で、クラス全体の制服を簡単に変更できるようにする

・ KK_ANIMATIONOVERDRIVE：スタジオでアニメーション速度の制限を解除。

・ KK_PoseQuickLoad：選択するだけでスタジオにポーズをロードできるように。プラグイン設定から起動。

・ KK_FreeHRandom：フリーHのキャラ選択画面でF5を押すと、ランダムにキャラカードが選ばれる

・ KK_OrthographicCamera：新しいスクショのホットキーをゲームとスタジオに追加。

・ KK_CrossEye：いわゆる「交差法」で立体視できるスクショのホットキーを追加

・ HLightControl：Hシーンでのライティングの操作を改善する

・ KK_HCharaAdjustment：Hシーンのキャラクター位置を微調整できる。

・ Koikatsu_CharacterReplacer：コイカツダークネスに登場する用務員を任意のキャラクターに変更できる。

・ KK_StudioAllGirlsPlugin：男性を女性ボディとして読み込める。同性Hが可能に

・ KK_StudioAutoCloseLoadingSceneWindow：スタジオでシーンロードが完了した際に自動でロード画面を閉じてくれる

・ KK_StudioCharaOnlyLoadBody：スタジオでキャラの「体」設定のみを読み込めるように

・ KK_StudioCoordinateLoadOption：スタジオでコーディネートカードをロードする際、個別にどの部位を読み込むか選べるようになる

・ KK StudioSimpleColorOnGirls：男性キャラだけでなく、女性も単色表示可能に

・ KK_StudioTextPlugin：文字や文章を直接スタジオアイテムとして書き込むことが可能に。

・ KK_StudioCharaLightLinkedToCamera：カメラに連動したライトをスタジオに導入

・ EnableResize：ゲームウィンドウのサイズ変更を可能に。F1キーのメニューから起動

・ MuteInBackground：コイカツのゲームウィンドウを選択していない場合は音が出ないようにする

・ FPS Counter：ゲーム中、FPSを測定可能に

・ Koikatsu Save Data Editor：セーブデータエディター

・ Meme：ゲーム起動時の「コ・イ・カ・ツ♪」ボイスをカスタム。びっくりするのでやめてほしい。

・ Subtitles：外国人向け字幕機能。不要。

・ KK Better Penetration：挿入演出MOD。股間に衝突判定を追加し、挿入時に性器が変形する。

・ IllusionFixes：重要な修正パッチが複数同梱

・ Two Luts in Studio：確認中

・ Accessory States：確認中

・ More Outfit Slots：キャラクターの衣装スロットを増やせる

・ KK_MakerRandomPicker：キャラメイクのすべての数値にランダムボタンを追加

・ Lighting Tweaks：影の解像度を上げて濃さを調整してくれる

・ CzAdd_FK_node：通常は非表示になっているスタジオ内の追加のFKノードを表示させる

・ CrossFader：スタジオでアニメーションさせたときの動作と動作の間（フェード）を置き換える

・ Move Controller KOI：スタジオで、オブジェクトの回転や動作のコントロールをより簡単にしてくれる

・ KK_TalkFreeCamera：本編の会話シーンでカメラを動かせるようになる

・ Cloth colliders support：MOD衣装の衝突判定に関するサポートツール

・ AccUndo v0.9.0：アクセサリ操作のアンドゥ・リドゥ機能

・ ButtPlugin：ゲームに連動するオナホールやバイブレータに対応できるようにするプラグイン

・ Catch Unity Event Exceptions：プラグインのバグが他のプラグインに影響を与えるのを防止する

・ Boobs outline + unc outline fix：おっぱいと性器のアウトライン（輪郭線）を修正

・ Pose Gender Restriction Unlocker：スタジオの「ポーズ」におけるキャラ性別による制限を解除

・ Animation Loader v1.0.3 + H scene animations：サイドローダーで読み込まれた追加アニメーションを動作させるためのプラグイン

・ PantyFairy：本編にサイドストーリーを追加する（英語版のみか）

・ DarkTheme：インターフェイスをダークにする（英語版のみ）

・ HSceneOptions：本編のHシーンにおいてオプション機能やキーボードショートカットを追加する

・ ADV Scene Editor：ADVシーン職人用ツール

・ Studio Scene Navigation：シーンフォルダ画面で次や前のシーンをロードするためのキーを追加

・ Studio Scene Chara Info：確認中

・ Studio MultiSelect Chara：スタジオで複数のキャラを選択状態にできるようにする

・ KK_StudioAccessoryNames：スタジオでアクセサリの名前を表示できるようにする

・ KK_PregnancyPlus：腹部のスライダーを追加（妊娠状態を再現できる）

・ LewdCrestX：キャラメイクでいわゆる「淫紋」を追加する

・ Dynamic Bone Editor：キャラメイク画面でボーンを直接操作できるようにする

・ Accessory Quick Remove：ボタン一発で着けているアクセを削除できるようにする

・ Boop：確認中

・ X-ray womb：スタジオで使える膣内透視ギミックのアクセサリ

・ Better machine translations v2：機械翻訳機能

・ KK_StudioExtraMoveAxis ：スタジオの右下隅に追加の移動軸を追加

・ Intro Begone：起動時のスピードアップ

・ Autostart：起動時に自動でキャラメイク画面に行けるようにする

・ KK_FixationalEyeMovement：キャラの瞳孔がわずかにけいれんするようなリアルな動きを追加

・ CumOnOver：手袋やアクセサリにも精液が付着できるようにする

・ KK_Fix_MainParam：本編中にキャラの性格を変更できる

・ Eye Control：盲目キャラのように、目を常に閉じていてまばたきしないキャラを作れる

・ Bulge in the pants, tent in the woods：男性の股間の膨らみを再現

・ Studio Camera Tweaks：カメラアイテムの微調整

・ SliderHighlight：キャラメイク中、目のハイライトをスライダー調整できるようにする

・ KK_ExpressionControl：キャラクターの表情制御プラグイン。Lキーで起動。表情を付ける上で非常に有用です。

・ Autosave：スタジオのオートセーブ機能

・ Accessory Clothes：特定のアクセサリMODを導入するのに必要

・ Profile：キャラメイク画面に、プロフィールを入力できる欄を作る

・ MovUrAcc：複数アクセサリの一括移動をできるようにする

・ Coordinate Load Option：衣装の特定部分のみをロードできるようにする

・ Experimental performance optimizations：プラグイン同士の互換性に問題がある場合、無効にしてくれる

・ GeBo Modding API：GeBo氏によるMODを利用するのに必要なAPI

・ Translation Helper：翻訳補助機能

・ Translation Cache Cleaner：キャッシュから古い翻訳を削除するためのホットキーを追加

・ ExpandMaleMaker：男性キャラメイク向けの追加カスタマイズオプション

・ Studio Custom Masking：カメラの視界を遮らないようにスタジオアイテムにマークを付ける

・ KK_AccStateSync：着衣/裸の状態に対応して特定のアクセサリを非表示にできる

・ CameraFrameMask：読み込み中のキャラクターをより綺麗に表示してくれる

・ OptimizeIMGUI：プラグインUIのわずかなパフォーマンスの改善

・ Dress for Success：現在のイベントに合わせてプレイヤーの服を自動調整

・ KK_MakerAdditions：キャラクターメーカー向けの追加機能

・ Item Blacklist：リストからアイテムを非表示にすることができる（右クリック）

・ Fade Adjuster：ロード画面の色やフェードイン/フェードアウト速度を変更

・ Item Layer Edit：オブジェクトをキャラレイヤーとマップレイヤーの間で切り替える

・ LockOnPlugin：カメラがキャラクターに焦点を合わせ続けるようにするためのホットキーを追加

・ Enable Full Screen Toggle：Alt + Enterでゲーム画面をフルスクリーンにしたり、戻したりできる

・ Rim Remover：リムライトを無効化してよりフラットな画質に

・ StudioCharaSort：スタジオでキャラリストを起動した際、デフォルトの並べ替え順序を変更

・ AdvIKPlugin：IKで肩の操作を追加

・ Stiletto：ハイヒールを正しく着用させるためのプラグイン

・ Light Manager：スポットライトをキャラに追随できるようにする

・ StudioTransgenderLoading：キャラを逆の性別に変更できる

・ Timeline：スタジオ用の高度なアニメーションエディタ（Ctrl + T）

【チート関連】

・ UnlockHPositions：本編をプレイせず、すべての体位をアンロックするチート機能

・ FullSave：すべてのイベントと思い出をアンロックするチート機能

・ Game Dialog Helper：ADV画面で正しい選択肢を強調表示

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HF Patch for Koikatsu v3.13導入方法

【注意】HF Patchのversionは3.8→3.9→3.10→3.11→...というように重ねられていきます。つまり、「v3.13」は3.1と3.2の間ではなく、version3の13番目の更新分を意味します。お間違えないように！

①まずは空き容量を作るところから。HF patch v3.13は16.6GBあり、さらに衣装MODやスタジオ用MODの詰め合わせを追加DLすることになりますので、最低でもCドライブに50GB以上の余裕を作っておくようにしてください。また、トレントソフトをインストールし、マグネットリンクからファイルをDLできる環境を整えます。qBittorrentやμTorrentなどがメジャーで解説サイトも多くあるので、各自インストールしてください。

②MODクリエイター、ManlyMarco氏のPatreonサイトにアクセスします。少しスクロールした「Downloads」の欄に

・「Full patch (Everything is included, most people should use this)」＝フルパッチ（全部入り、おすすめ）

・「Light patch (Small size, only use if you regularly update with KKManager)」＝軽量パッチ（KKManagerを使ってアプデする人用）

と書かれています。大量のMODを全て導入できる空き容量が用意できる方はフルパッチを、そうでない方はライトパッチを選ぶことになりますが、ここから直接ダウンロードするには月額5ドルの支払いが必要になります。フルパッチの方のみ、無料でダウンロードできる「magnet:?xt=」で始まる文字列（これがマグネットリンクです）が書かれているので、お手元のトレントソフトを使ってダウンロードしてください。例えばμTorrentなら、「マグネットリンクをコピペ」「μTorrentを起動し、『ファイル』から『指定URLからトレントを追加』」「コピペしたリンクを記入しOK」でダウンロードが開始されるはずです（下図参照↓）。

③v3.13は16.6GBありますので、通信環境にもよりますがDLには時間がかかります。その間にインストール先の環境を整えておきましょう。MODを既に導入している環境にさらにHFPatchを当てるとさまざまな不具合が起きる可能性が大なので、バニラ環境（新規にコイカツをインストールしたまっさらな状態）から構築しなおすことをおすすめします。バニラ状態に戻す前に、キャラカードやシーンデータなど大切なファイルのバックアップを忘れずに！

▽おすすめの環境づくり
１．現在の「koikatu」フォルダを別の場所にバックアップ
２．コイカツを任意の場所にインストール（MODを全部入りにする場合は、全体で50GBを超える容量になります。インストール先は空き容量の余裕のある場所にしましょう）
３．コイカツアフタースクール、コイカツダークネスなどのDLCを持っている場合はここでインストールしておくこと
４．illusion公式サイトから最新のアップデートファイルを入手しインストールします。最新のものに『全部入り』と書かれていれば、過去のアプデファイルがすべて含まれるのでこれだけ入れておけばOKです。
５．最初にバックアップしておいたKoikatuフォルダ内のカードデータなど、自分にとって必要なデータを移植しましょう。
６．ここまでで問題なく動作することを確認したら、この「Koikatu」フォルダを「バニラ版（20220101）」などの名前でバックアップしておきましょう（重要）。こうすることで、MOD導入によってゲーム進行が致命的な状態に陥ってもいつでもこの状態からやり直せるようになります。

④HFpatchのダウンロードが終了したら、フォルダ内の「Koikatsu HF Patch v3.13.exe」ファイルを実行します。（ここでセキュリティソフトがエラーを吐く可能性があります。海外入手のMODであることのリスクを理解した上でご利用ください）

配布元のHow to記事も非常に参考になるので、ブラウザの翻訳機能を使って熟読しておきましょう。

⑤「日本語」を選択しOK。「次へ」「同意するをチェックして次へ」「次へ」とクリックしていくと、インストール先を聞かれるので、先ほど整えておいた「Koikatu」フォルダを選択します。インストールしていないDLCなどがある場合はここで警告メッセージが出ますが、必要なければそのまま「OK」を押して進めていきます。（こちらの解説サイトもご参照ください。英語ですがchromeの日本語翻訳で問題なく読めます）

⑤上図のように「インストールコンポーネントの選択」という画面に移動します。これは大量のMODのどれを導入してどれを導入しないか選べる画面です。さきほど「日本語」を選んでいれば無駄な翻訳MODは除外され、無修正化を始めとした主要MODがほとんど選択された状態になっています。詳しい方は「カスタムインストール」で不要なものを選んでチェックを外していけばいいのですが、わからない方はこのまま「推奨インストール」を選択してOKしてください。

※「L」キーで表情を操作できるようになる「KK_ExpressionControl」はデフォルトでチェックが外されていますが、素晴らしいMODなのでぜひチェックしておくことをおすすめします。

ちなみに、下の方にスクロールしていくと、「unlock all events,memories and H positions」などと書いてある項目がありますので、こちらにチェックすれば始めから全ての体位が使える状態になりますよ。

あとは「インストール」を押せば作業は終了です。※インストール完了までにはスペックにもよりますが、それなりに時間がかかります。

HF Patch for Koikatsuの使い方

正しくインストールが完了していると、コイカツインストールフォルダの「InitSetting.exe」から起動することで、こちらの画面が表示されると思います。一応右下のバージョン表示を確認しときましょう。

さっそくウェブ上で配布されているキャラのカードを読み込んでみますが、この段階ではまだ正しく表示されません（下図参照）。現時点ではさまざまなMODを導入したり正しく動かすためのフレームワークや便利なプラグインがインストールされただけで、髪型や衣装などのMODは未導入だからです。ちなみに左上に表示されているのが、「Missing zipmod!（zipmodが見つかりませんでした）」というエラーで、その後に続いているのがインストールされていないMODの名前です。例えば、[DeathWeasel]AccessoryHairFront」が見つからなかったため、キャラの前髪が正しく表示されなかったことがわかります。

では、さっそく必要なMODを一括DLしていきましょう。さきほどの起動画面の左下にある「ゲームを更新する」を押すと、MODのアップデートができる「KKManager」が起動し、MODのアップデートチェックが行われます。アップデートの必要がある場合は「Select which mods to update」という画面が開きますので、アップデートしたいMODの項目にチェックを入れ、「Update selected mods」を押せばアップデートが実行されます。スタジオアイテムのModpackは非常に重いので、必要ない場合はチェックを外しましょう。特に初回は多数のMODをアップデートすることになるので相当な時間がかかります。

（アップデート可能なMODの一覧。上半分の画面が大まかなMODの種別、下画面が具体的なMOD名）

（MOD更新中の様子。さきほどのキャラクリ画面でMissing表示されていたMODが導入されたことが分かる）

KK Managerの利用方法

「KKManager」は、日々新しいものがリリースされ続けているMODを簡単に更新し、最新の環境に近づけてくれるほか、大量のMODを一元管理し、Enable（使用可能状態）/Disable(使用不可状態)に切り替えられる非常に有用なツールです。よそからDLしたカードを読み込もうとしたとき「modが見つからない」というエラーが表示される場合は、このKKManagerを使って「SideloaderModpack」を最新版に更新してみると解決するケースが多いです。（逆に言えば、それで解決しない場合は配布元の記載やエラー表示を手がかりに、手動で必要MODを入手し導入するしかありません）

さきほどのHFpatchの起動画面（InitSetting.exeをクリック）から、左下の「マネジャー」をクリックすることで起動します。まず、「Look for updates」タブをクリックするとアップデート可能なMODが一覧表示され、更新版をインストールすることが可能。「Sideloader Mods」「Plugins」のタブでは、インストール済みのMODのEnable（使用可能状態）/Disable(使用不可状態)を切り替えられます。チェック☑が入っている場合は有効になっているので、該当MODを選択した状態で、「Enable/Disable」ボタンを押せば無効にできます。

「Tool」メニューから、更新の自動チェックをオンにすることもできます。利用可能なmodの更新がある場合は、しばらくすると上部の「Look for updates」ボタンが緑色に変わります。

・各種プラグインMODの設定方法

ゲームを起動してほ「F1」キーを押すとコンフィグが表示されますが、右端に追加された「plugin settings」をクリックすると、このようなMOD管理画面が表示されます。上部の「Normal settings（通常のMOD設定）」「Keyboard Shortcuts（キーボードショートカット）」「Advanced Settings（上級者向け設定）」などにチェックを入れると、下部に各MODの操作画面が現れるので、一つひとつチェックしてみましょう。

「Normal settings（通常のMOD設定）」をチェックして現れたMOD名をクリックし、各設定項目にカーソルを合わせると、このMODで何ができるようになるのかの説明文が表示されます（英語です）。例えばScreenshotManagerを選べば、保存されるスクショのサイズを変更したり、pngでなくjpgで保存されるようにしたり、解像度を上げたり下げたりすることができます。

「Keyboard Shortcuts（キーボードショートカット）」からは、各機能系MODの起動をどのキーで行うかを設定できますので、お好みで変更してみましょう。例えば、「HIDEALLUI」はスペースキーを押すだけですべての操作ポップアップを一発で消してくれる機能ですが、別のキーに振りかえることも可能です。

また、キャラメイク画面に移行すると、衣装やスタジオアイテムなどが膨大な数導入されていることがわかるはずです。バニラ状態とは全く様変わりしていますが、基本的にはこれまであった機能を拡張するものが多いので、しばらくいじっていれば直感的に利用できると思います。

スタジオでキャラクターの状態をいじる項目でも、実に多種多様なカスタムができるようになっていることがわかります。例えばこちらのアスカですが、「anim→状態」タブの項目が非常に増えているのがわかると思います。これは「KK_SkinEffects」の効果です（スタジオのキャラの状態欄に、発汗や涙、ぶっかけ、破瓜の項目を追加）。

全てONにすると、涙や精液ぶっかけ、よだれなどをカスタムすることができます。無修正化した局部のバージョン変更やふたなり化、妊婦化といった機能もこの項目からかんたんに変更できるようになっていますので、チェックしてみてください。

サイドローダーMODの詰め合わせで導入された各種MODは単に選択できるアイテムや髪型、マップなどを増やしてくれるだけですが、プラグインMODにはそれぞれホットキーで起動するものがありますので、不意に触れてしまったキーで見知らぬUIが起動してしまうこともままあると思います。HFパッチを導入すると突然できることがものすごく広がるので「なにこのボタン？」「なにこの機能？」と最初は戸惑うかもしれませんが、MOD名で機能が示唆されていますのでなんとなく何ができるMODなのかは見当がつくでしょう。不要なMODはKKManagerで削除することができますので、慣れてきたらどんどん取捨選択してゆくのがいいと思います。

おわりに

ことほど左様にHFpatchの導入は敷居が高く、導入後に理解しなければならない要素も多岐にわたり、トラブル発生時の対処もそれなりに大変ですが、それでもコイカツのMODを楽しむにあたってはこれを導入するのが一番と言えるだけの充実度を誇る神ツールであると言えます。上に記載した同梱MOD一覧を読んでいるだけでもめまいがする量ではありますが、どれも主要MODとして採用するに相応しい機能を備えたものばかり。なにより、こつこつと国内外のサイトを行き来して必要なMODを探し、障壁にぶち当たっては入れ直し…という地道な作業から解放され、気軽にMODありコイカツを楽しめるようになったのはHFPatchさまさまでしょう。

メリット、デメリットをよく理解の上、トラブルがいずれ発生することを念頭に、きちんと準備をしてから導入するのをおすすめします。

実際にMODを活用して版権キャラを再現してみたい方は、こちら↓の記事が参考になるかもしれません。

　・　【第１回】MODを使ってウマ娘の衣装を再現しよう！
　・　【第２回】MODを使ってウマ娘の目を再現しよう！
　・　【第３回】MODを使ってウマ娘のアクセサリを再現しよう！

それでは皆様、よきコイカツライフを！賢木でした。

【本記事は適宜更新していきます】

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