シャドルーに囚われて1週間。春麗は洗脳バイザーの生み出す幸福な幻想世界で、恋人とのラブシーンを何度も何度も繰り返していた。目覚め。愛の語らい。セックス。そして眠り。また目覚めれば、何もかもを忘れて同じやり取りを繰り返す。そのリピートの中で、彼女の「常識」は少しずつ書き換えられていくのだった。
「ああ、愛してるわ、グレッグ…」
「春麗。僕も愛してる…永遠に一緒にいようね…」
「うん…あたし、あなたと一緒にいられて幸せよ…♥」
《…ポーン♪ 超仮想VRの再生が間もなく終わりマス。被験体S100の洗脳進行度、現在17.2ぱあせんと。超仮想VRをリピート再生しマス》
「……はっ! こ、ここはっ?…グレッグ、グレッグ!ねえ、起きて!」
「うん…? …なんだよ、まだ明け方じゃないか…」
「ご、ごめんなさいっ… わたし、変な夢を…いえ、物凄い悪夢を見てしまって…」
壊れたビデオレコーダーのように、同じような台詞で愛を囁きあってはセックスを繰り返し、再び冒頭に戻る空虚な体験の繰り返し。その間、現実世界の自分の体が誰にどのように扱われているのかなど、幻想に暮らす彼女に知る由もなかった。その異常さに違和感を覚えることすら、バイザーの支配下に置かれた今の彼女の脳には許されていないのだから。
《…ポーン♪ 予定されていた大脳新皮質及び海馬への干渉しーくえんすが完了しまシタ。超仮想VRのリピート再生を終了しマス》
「えっ?グレッグ、今何て言ったの?」
「ああ、僕も愛してるよ、春麗。君のことを、だだだ誰よりモ、そそそうだね、じじじじじゃあ服を脱いでこっちににににににににににに」
「グ、グレッグ!?あな…」
《ピッ、ピッ、ピーン。めいんバイザーあっぷ。視聴覚を現実世界に接続シマス》
「…た大丈夫……え…っ!? こっ、これは…っ」
実に7日と16時間ぶりに現実世界に意識を戻された春麗は、突如として目の前に広がった見覚えのない光景に驚愕の表情を浮かべた。ベッドとトイレ、あとは無機質な棚と医療器具だけが置かれた病室のような小さな部屋。さきほどまで目の前で愛を囁いていたはずの恋人は煙のように消え、かわりに目の前に現れたのは、全裸でベッドに腰掛けた宿敵・ベガの姿だった。
「クハッ、どうした?恋人と暮らす良い夢でも見ていたのか?ぐははははっ」
「くっ、ベガ!?き、貴様・・・!」
全く状況を飲み込めないものの、春麗は反射的にベガに襲いかかろうとした。…が、両手首は壁面に固定された手錠によって完全に拘束されており、その試みは無駄に終わる。ガチャガチャと拘束を揺らし、彼女は歯噛みした。
「…くそっ!この手錠を外しなさい!このっ…くっ、外せぇっ!」
春麗は全身から強烈な殺意をむきだしにし、不気味にそそり立つ宿敵のペニスを嫌悪のまなざしでにらみつける。しかし、それ以上はなすすべがなかった。格闘家としても捜査員としても高度な訓練を受けた彼女はすぐに冷静に戻り、すぐに脱出の算段を立て始める。
(焦ってはだめだ…大丈夫、足も…手も十分動く。出入口は…一か所か)
目の前のベガを睨みつけたまま、すぐさま部屋の状況を把握する。ドアが一つあるだけで窓が一つもない真っ白なその部屋は、捕虜を捕らえるための独房というより精神病院や研究所といった施設を春麗に想像させた。
(どうせ施錠されているんでしょうけど、あの程度のドアならなんとかぶち破れるはず…。くっ、この手首さえ自由になれば…)
「くははははっ、手首を拘束されただけでずいぶんとおとなしいではないか。ああン?児戯に等しい拳力を思い知り、我が軍門に下る気にでもなったか?」
「フッ、馬鹿にしないで!お前が世界中で起きた格闘家失踪事件の黒幕であることはわかっているのよ!わたしの父のこともね…!この手さえ自由になればお前なんか…!」
「ほう、面白いではないか。先日ワシにかすりキズひとつ負わせず無様に敗北したことを忘れたか?…まあいい、それほど言うのなら試してみるがいい」
そう言ってベガはパチリ、と指を鳴らした。途端に電動仕掛けになっていたらしい手枷が外れ、春麗は自由の身になる。一体何をたくらんでいるのかと、彼女はいぶかしんだ。
「貴様…どういうつもりなの…!?」
「クハッ、どういうつもりも何もあるまい。絶対に許さないのなら、どうしてくれるのか見せてもらおうと考えただけよ。娼婦のような舞しかできぬメス犬が、このワシに何をしてくれるのかをな」
「クッ、私の拳技が未熟であることなんて百も承知よ!たとえ技量が及ばなくとも、力が及ばなくとも、お前は絶対に地獄に落としてやるわ…覚悟しなさい!」
「地獄にだと?どうやってだ?」
「決まっているわ!貴様のような外道はこうしてやるのよ!」
「ぶちゅうっ❤ルレロレロレロレロっ❤︎ぶちゅうううっ、ぶちゅっぶちゅっ❤レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ♥♥♥」
そう言い放つや、春麗は宿敵の前に土下座せんばかりにひれ伏し、一心不乱に足の裏に舌を這わせた。親指と人差し指の間にまで舌を突っ込み、まるでそうすることがベガの苦痛につながるとでも言うように必死に舌を、首を動かして屈従の態度を示した。
「ぐははっ、それが貴様の技かっ?ハッハハハハハ!」
「ぶちゅうううっ、ぷはっ!何がおかしいの!?シャドルー総帥の前ではこうするのが当たり前でしょ!?ほら、もっと足の裏をこっちに向けなさい!」
「あぁ~ん…かぽっ♥ ぶっちゅ♥ ぶっちゅ♥ ぶっちゅ♥ ぶっちゅ♥ ぶっちゅ♥♥」
春麗は脳内に深く刻印された「常識」に従い、親指から小指まで順に服従のキス…いや、服従のフェラチオを捧げていく。
「ぶっちゅぶっちゅぶっちゅ♥ …ぷはっ、ベロルレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ・・・ちゅぽんっ❤︎」
「…はぁっ、はぁっ…終わったわよ!貴様のようなクズは、私の技で絶対に倒してやるんだから!」
口ではそう言いながら、春麗の身体はまるで娼婦のようになめらかに動き、宿敵に対して蠱惑的なポーズを取ってはちらちらと股間を露わにし、いやらしく舌なめずりをして性欲を誘った。今の彼女にとって、これが相手に威圧感を与える「構え」なのかもしれなかったが、勇ましい言葉を吐きながらするその仕草は、ただただ哀れと失笑を誘うばかりだった。
「ハハハハッ、そんな技ではぴくりともせんなぁ?それで貴様のレパートリーは全ておしまいか?亡き父親も草葉の陰で笑っておるわ」
「フッ、笑っていられるのもいまのうちよ!何よそのペニス…私のプロポーションに反応して、もうこんなにガチガチにおったてているじゃない」
「スーッ…すんすん…すうー…あはああっ、このオスの匂い…なんていやらしいの…?」
「ああ…もうだめっ、こんな凶悪なペニスは私が退治してやるんだから!」
「ブポッ!」
間抜けな音を立てて、春麗は宿敵のペニスにむしゃぶりついた。ガポガポと首を縦に振り、頬を限界まですぼませて恋人にするようなフェラチオでベガを楽しませる。
「ぶっちゅぶっちゅぶっちゅ♥ ベロベロベロベロベロ♥ ベロベロ! ルレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ♥ ぶっぽぶっぽ…んぽっ、レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ・・・ちゅぽんっ❤︎」
「ぷはっ… ふふっ、どうかしら? 私の舌技はシャドルーの脳内インプリンティング技術により、貴様が最も快感を覚えるポイントを全てお見通しなのよ?」
「ぶちゅっ、ぶちゅうっ❤ ほらほらぁ、亀頭のウラのココ♥ ココが気持ちいいんでしょう❤ シャドルー総帥が情けな~くザーメンぴゅっぴゅって吐き出すところ、特等席で見ててあげるからさっさとどっぴゅんしちゃいなさい❤」
「レルレルレルレルぶちゅううううう、ちゅばっちゅばっちゅばっちゅばっちゅばばばばブポッ❤ フフッ、私のことも洗脳しようとしたようだけど、この様子じゃどうやら失敗したようね?秘密結社がお笑いだわ!べろべろべろベロブチュううう❤︎」
「クハッ!そうだな、我がサイコパワーによる洗脳を受け付けぬとはなかなか大した精神力だ、褒めてやろう」
「くすっ、乳首をなめられただけでこんなにおっ勃ててみじめな男ね?得意のサイコパワーとやらを使っても私を洗脳できないなんて❤本当に鍛え上げられた格闘家には洗脳なんて卑怯な技、通用しないのよ!」
「グフフ、意外と貴様の知らないところで洗脳は進んでおるやもしれんぞ?そら、どうした?得意のチンポしゃぶり技を見せてみろ!」
「くっ、そうやって余裕ぶっていればいいわ!残念だけど、私はあらゆる薬物や洗脳への耐性訓練を受けているから何をしようと無駄よ!お前だけは絶対に殺(イカ)してやるんだからっ!ずぞぞぞぞっ❤︎ぶっちゅぶっちゅぶっちゅぶっちゅうううっ❤︎」
洗脳バイザーによる簡易洗脳は既に春麗の事理弁識能力を完全に奪い、性行為への精神的ハードルを完全に取り払うことに成功していた。今の彼女は敵意を示す行動として性行為がリンク付けされており、宿敵ベガの足を、陰茎をしゃぶる異常さにすら何ら疑問を覚えることはできなくなっていた。
バイザーを外されても異常行動に違和感を覚えないことを自ら確認したベガは、今夜もいつもと同じようにたっぷりと白濁を春麗の子宮に吐き出したのち、彼女の「ラボ」送りを命じた。
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ベガの重々な牝犬姿素敵です。
早くラボシーンを見たいです^^
ありがとうございますー( ´∀`) なるべく早めに作りますー!
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